こんばんは。
今日の東京は久々に晴れました。暑かったぁ。でも、週末は台風とか・・・
まだ梅雨は開けませんが、梅雨のさなかの先月末に行ってきました地元・板橋の展覧会です。
「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」
板橋区立美術館は一年間のリニューアル工事を終え、6月末から再オープン。開館40周年の記念すべきリニューアル第一弾は毎年恒例の絵本展です。相変わらず、まとまりのない内容ですが、しばし、お付き合いください。
それでは、さっそく、展覧会に!
※ 以下の記述は展覧会のパンフレット、作品説明、そのほかWeb上の解説等を参考に記述しています。また作品の写真はパンフレット、購入した絵ハガキを撮りました。
[目次]
I.展覧会概要
(1)展覧会:「2019 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は、イタリア・ボローニャで毎年・春に開催される児童書専門の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」、このブックフェアが主催する児童書のイラストレーション・コンクールです。
今年で53回目。62か国、2,901の作品が応募されました。
実験的な試みが積極的に受け入れられるところが魅力で、新人の登竜門とのこと。(パンフより)
ボローニャ国際絵本原画展については、こちらもご参照ください。
http://www.itabashiartmuseum.jp/art-2013/bologna/
板橋区立美術館では昭和56年から毎年開催。今年で39回目とか。
(板橋美術館といえば、この絵本展!と思っています)
(2) 会場:板橋区立美術館(成増駅・高島平駅)
※ 23区初の公立美術館として昭和54年5月開館。今年40年目です。
東上線の成増、または都営三田線の高島平からバスに乗るか、タクシーで5分ほど。そうです。アクセスは悪いです(^^;)。美術館の目の前に有料の駐車場があり、確か1時間300円だったと思います。私は、そこを利用しました。
※ のぼりのコメントとか、ちょっと頑張っています(^^)
※ キレイになりました。
(3) 会期・開館時間・展示替等
2019/6/29(土)~2019/8/12(月・祝)
・休みは月曜ですが、これからだと8/12(月・祝)は開館です。(2019/7/26現在)
・開館時間は10:00~17:00。入館は30分前まで。
・ナイトミュージアムはありません。
(4) 料金
・一般650円、大学生・高校生450円、中学生・小学生200円(小中生は土曜日無料)
(5) 訪問時間と混雑状況
・6/30(日)は14:00頃に訪問。この日は6/29、6/30とオープン記念で無料開放していたこともあり、結構、人は多かったです。お子さんと一緒の方も多かったです。ただ、混んではいません。ゆっくり見られました。
・中で展示されている作品の絵本を見ることもできますし、作品数が多いので、時間は余裕を持って行かれた方が良いと思います。
・鑑賞時間は60分強でした。
(6) 美術館メモ
・展示会場内は撮影NGです。作品が映りこまなければ館内の撮影は可能です。(職員の方に伺いました)
・ミュージアムショップがあり、カタログ、絵ハガキ(100円)、グッズ等が販売されています。(今回は絵ハガキを購入)
・地元のパン屋さんのパンも売っていて、イートインのようにコーヒーと一緒に食べる場所もありました。
(7) 行くきっかけ(情報源等)
地元・板橋区立美術館のリニューアルということと、絵本展を見るのが久しぶりだったので、行ってみようと思いました。
II. 展覧会所感
(1) 個人的な所感
今回も世界各国から、いろいろな個性が集結しました!
もちろん、好きな絵、あんまり好きではないかも・・・という絵、いろいろあります。これだけ並ぶと「自分の好み」を再発見、再認識することができます。そして、それにとどまらず、新しい「自分の好み」との出会いもあります。美術作品として鑑賞しながら、子どもの頃に感じた絵本探しのときめきを味わえる。大人から子供まで楽しめる展覧会です。
以下、パンフレット。
パンフの表面の絵は2019 ボローニャ展入選の工藤あゆみさんの作品です。
それでは、会場の中へ。
(2) 展覧会の構成と気になる作品
展覧会は各作家5枚の作品が展示されています。絵本から5枚を選んで出展された作品のようです。
では、気になった作品は・・・
チェン・インシウ(台湾) 「旅に出よう」
デザイン的でカッコいい作品でした。
クリスティン・ロフキフテ(ノルウェー) 「数えてみよう」
こちらは、同じ空港でもにぎやかで旅の楽しさが伝わってきます。駅や空港や、人が行きかうところはにぎやかで楽しいですよね。でも、何人いたんだったかなぁ。
シュンリー・ソング(USA) 「ねこたちの秘密の生活」
ねこがチョッと大人っぽい感じで、おしゃれかなと思いました。どんな秘密なんでしょう?(わからないから、秘密ですよね)
まえだ よしゆき(日本) 「カクレカクノミ」
ケーキに隠れているのはカクレクマノミ。
三角形のものになりすまします。見ているねこの耳にもなりすまします。絵本らしいなぁと愉快な気持ちで、ちょっと頬がゆるみました。
アルフレド・ソデルグイット(ウルグアイ) 「わたしは見る」
たくさん並べられた眼鏡を見入る子ども。そばでみつめる大人。絵全体の雰囲気が、ホンワカしているのですが、どこかノスタルジックな雰囲気もあって、好きな絵でした。
マリア・セシリア・ロドリゲス・オドーネ(フィンランド) 「カマドドリ」
こちらは白と黒、緑と赤、反対の色が効果的に組み合わさり、鮮烈な印象が残る作品です。妖精でしょうか?花の中でくつろぐ彼女たちと白いカマドドリが原色の中で、どこか和んだ世界を作り出している。とても美しい一枚だと思いました。
(3) さいごに
今年もいろいろな作品に出会えました。絵ハガキの種類はそれほど多くはないので「この作品が絵ハガキになっていれば良かったのに」なんてものも結構あります!
今回の展覧会の作品の中でテレビドラマを題材にした絵がありました。「ウォーキングデッド」を題材にした作品では小さいのですが人が刺されて血が噴き出るようなシーンも含まれていました。「これ、絵本になるんだ(残虐?!)」なんて思いました。新しい挑戦が受け入れられる展覧会。今どきの子、ゾンビは作り物の世界ってわかるんでしょうね。私の世代ではちょっと驚きです。絵本の世界もどんどん変わっているなぁ、そんなことも思う展覧会でした。
それでは、最後にリンクです。
www.yorocon46.comこの日、もうひとつ見た絵本展です。
www.yorocon46.com7月もそろそろ終わりです。
さて、美術館を出て駐車場に戻り、ふと目をやるとそこには・・・
ヤギ。東京にヤギ。板橋、恐るべし・・・
ということで、以上です。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ではでは。