よろコンです。
今年も、もう残すところあとわずか。
特別だった今年が過ぎ行くにあたり、少し振り返りたいと思います。
いろいろとあった年ではありますが、それでもいろいろな展覧会に行くことができました。そんな中からつらつらと思い出した作品をここでご紹介したいと思います。
相変わらずまとまりはありませんが、少しお付き合いください。
それではスタートです。
年初は上野・トーハクから。
今年は子年。ですが、美術館に初詣では鼠除けの「猫」です。
こちらも年初でした。八王子・東京富士美術館。初めて行きました。
フランス絵画の精華から
ジャン=アントワーヌ・ヴァトー「ヴェネチアの宴」
エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン「ポリニャック侯爵夫人、ガブリエル・ヨランド・クロード・マルチーヌ・ド・ポラストロン」
ヴィジェ・ルブラン、好きです。少し前のルーブル展でも作品を見ましたが、どこかでヴィジェ・ルブラン展が開催されるとうれしいのですが。
さて、今年はリニューアル・オープンの美術館が印象に残りました。大変な年になりましたが、久々に見ることのできた絵も多くありました。
ブリヂストン美術館がリニューアルしたアーティゾン美術館から
ピエール=オーギュスト・ルノワール「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」
クロード・モネ「睡蓮の池」
藤島 武二「天平の面影」
モーリス・ドニ「バッカス祭」
酒の神バッカスを祀るお祭りは賑やかです。
三菱一号館美術館からは吉野石膏コレクション展
撮影エリアのルノワール「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」
キスリングのこちらの作品が好きでした。「背中を向けた裸婦」
東京都美術館では久々のハマスホイ展。デンマーク絵画
ハマスホイの義理のお兄さん、ピーダ・イルステズ「縫物をする少女」
ハマスホイの静謐の世界。
国立新美術館からはブタペスト。ハンガリー絵画
ハンガリーのモナリザ。シニェイ・メルシェ・パールの「紫のドレスの婦人」
そして、こちらもシニェイ・メルシェ・パール
デンマークもハンガリーも、普段目にしない作品が多いのですが、とても面白い展覧会でした。シニェイ・メルシェ・パールの明るい色に惹かれました。
そして、3月に入り美術展は次々と中止に・・・
長い沈黙の期間を経て6月からまた見に行き始めます。
汐留はパナソニックのルオーと日本
ジョルジュ・ルオー「マドレーヌ」
渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムでは千葉から台風の被害を乗り越えてきた超写実の世界
小木曽 誠「森へ還る」
8月には千葉の本家ホキ美術館も再開。11月に行ってきました。
両国は江戸東京博は江戸絵画の冒険者たち「奇才」が勢揃い。
土佐の絵師・絵金の作品が迫力がありました。
やはり6月に行ってきたのが、今年、最大の美術イベントと言えるでしょう。
上野は西洋美のロンドン・ナショナル・ギャラリー展
フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」
ゴーガン「花瓶の花」
ルノワール「劇場にて(初めてのお出かけ)」
そして西洋美の常設展。西洋美は10月下旬から長い休館期間に入りました。
カルロ・ドルチ「悲しみの聖母」
ラファエル前派のジョン・エヴァリット・ミレイ「あひるの子」
藤田 嗣治「坐る女」
金箔に雉。日本です。
久々の現代美術では東京都現代美術館のオラファー・エリアソン
そして東京国立近代美術館のピーター・ドイグ
「ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ」
MOMATの常設展では
原田 直次郎「騎龍観音」
古賀 春江「海」
夏の板橋区立美術館から狩野派学習帳
狩野惟信の花鳥図に
逸見一信の源平合戦は那須与一
こちらも夏でした。リニューアルの六本木ミッドタウン・サントリー美術館
浮線綾螺鈿蒔絵手箱、国宝です。
こちらもリニューアル。新宿はSOMPO美術館
ゴーガン「アリスカンの並木路、アルル」に
ルノアール「帽子の娘」に
セザンヌ「リンゴとナプキン」に
「ひまわり」です。
秋になって銀ぶら中に立ち寄りました。教文館の藤城清治
秋には少し足をのばして箱根にも。
ポーラ美術館から
ルノワール「レースの帽子の少女」
エドゥアール・マネ「ベンチにて」
パステル画です。
岡田 三郎助「あやめの衣」
着物の青と赤の鮮やかさ、透き通るような女性の肌。美しい作品です。
この前、行ってきました。三菱一号館「1894」
ルドンの秘密の花園
今年も、結構、展覧会に行きましたが、今年見た中で一枚を選ぶなら、こちらかなぁ・・・
カルロ・クリヴェッリ「聖エミディウスを伴う受胎告知」
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の最初の部屋に展示されていましたが、装飾や孔雀の羽の精緻な表現に目を奪われるとともに、マリアに差し込む光のために小窓が用意されているのが、なんだかおもしろくも感じ、いろいろと読み込んだら、きっといろいろな発見があるんだろうなぁ、なんて思いながら見ました。でも、最後はこの絵の持つ精緻さ美しさに圧倒された感じです。
(ぶらぶら美術・博物館の山田五郎さんとかぶっちゃいました)
さて、今年も展覧会はいろいろと見に行ったのですが、あまり、ブログには書けませんでした。見に行くのに夢中で、全然記録できなかった。来年は見っぱなしにならないように自分のためにも少しでも記録をしていきたいですね。
なお、更新は止まってますが展覧会の詳細はこちらのブログにまとめ中です。よろしければ見てみてください。(更新する意欲だけは強くあります^^;)
【展覧会】「ホキ美術館所蔵 超写実絵画の襲来」@渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムのレポート(2020/6/13 鑑賞) - すきコレ
【展覧会】ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@上野・国立西洋美術館のレポート(2020/6/20訪問) - すきコレ
【常設展】上野・国立西洋美術館(2020/6/20訪問) - すきコレ
【展覧会】 オラファー・エリアソン ときに川は橋となる@清澄白河・東京都現代美術館のレポート(2020/7/11訪問) - すきコレ
【展覧会】 ピーター・ドイグ展@竹橋・東京国立近代美術館のレポート(2020/8/1訪問) - すきコレ
【展覧会】 狩野派学習帳@西高島平・板橋区立美術館のレポート(2020/8/2訪問) - すきコレ
【展覧会】モネとマティス もうひとつの楽園@箱根・ポーラ美術館のレポート(2020/10/3訪問) - すきコレ
ということで、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
では、また。
(板橋区立美術館のレオ・レオーニ展のフレデリック。来年2021/1/11までです)