よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

2021年8月 東京の展覧会通信(2021/8/2)

よろコンです。

 

8月に入りました。今年も東京の夏は暑い。とろけます・・・

こんなときこそ涼しく静かな美術館でゆっくり過ごしたい・・・

 

さて、8月は夏休み!基本的に7月から開催されている夏休み向けの展覧会が継続中。なので内容的には先月と同じものが多いです。あと、今回も先月行ってきた展覧会について少しコメントしています。

 

  ということで、自分のための展覧会メモ。一貫性はありません。ただ「今、気になるものをとにかく載せる」というコンセプトです。気になるものが一つでもありましたら幸いです(^^)

なお、開催期間などは変更になる可能性もありますので、美術館サイトも併せてご確認ください。


【目次】

 

1. 情報源

今回も展覧会情報はこちらを中心に掲載しています。

・アートスケープの展覧会スケジュール

展覧会スケジュール|美術館・アート情報 artscape

・チラシミュージアム(iPhoneソフト)

 

それでは、いよいよ本題です。

 

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(これはとある美術館の裏の重文です)
 

2. 展覧会

(1) これから見たい展覧会

・「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況」清澄白河(木場)・東京都現代美術館 開催中~10/17(日)

genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp

※ 日本現代美術の巨匠・横尾忠則の大規模個展。600点以上が展示されているとのこと。今、私がいちばん行きたい展覧会です。

このほか東京都現代美術館では6月まで企画展が開催されたマーク・マンダースの作品も「保管と展示」ということで展示を継続。MOTコレクション展とあわせて楽しめそうです。

 

なお、横尾忠則関連では六本木・東京ミッドタウン横で

・「横尾忠則:The Artists」六本木・21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3 開催中~10/17(日)

www.2121designsight.jpも開催中。カルティエ現代美術財団から依頼されて横尾忠則が作成したアーティスト、哲学者、科学者などの肖像画139点からなる展覧会です。入場料は無料とのこと。2つの展覧会をあわせて見るのもおもしろそうです。

 

また、渋谷PARCOの「ほぼ日」でも、関連イベントが

www.1101.com

この夏、"YOKOO"が熱い。

 

・「ざわつく日本美術六本木・サントリー美術館 開催中~8/29(日)

www.suntory.co.jp

※ 名前からして"ざわつく"展覧会ですが、「作品のどこにざわついたのだろう」から、より深い鑑賞体験を引き出す展覧会とのこと。サントリー美術館所蔵の名品を見て、その作品や展示方法からきっと目、頭そして心がほぐされることでしょう。

 

日本美術関連では、次の展覧会も開催中。

・「三菱創業150年 三菱の至宝展東京(丸の内)・三菱一号館美術館 開催中~9/12(日) 

mimt.jp

※  「曜変天目」ですねぇ、注目は。

 

浮世絵では

・「開館55周年記念特別展 山種美術館所蔵 浮世絵・江戸絵画名品選 -写楽・北斎から琳派まで-恵比寿(広尾)・山種美術館 開催中~8/29(日) 

www.yamatane-museum.jp

※  広重の「東海道五拾三次」全点一挙公開中

 

・「THE 北斎 -富嶽三十六景と幻の絵巻-両国・すみだ北斎美術館 開催中~9/26(日) :前期=8/22(日)・後期8/24(火)~

https://hokusai-museum.jp/modules/Exhibition/exhibitions/view/1863

※ 「富嶽三十六景」と「隅田川両岸景色図巻」。

 

・「浮世絵風景画 -広重・清親・巴水 三世代の眼-町田・町田市国際版画美術館 開催中~9/12(日) 

hanga-museum.jp

※江戸~明治~大正~昭和の浮世絵。橋口五葉・伊藤深水らのミニ企画展「浮世絵モダーン」もおもしろそう。それにしても今年は川瀬巴水の展覧会が多い印象。現在、大田区立郷土博物館でも巴水展(9/20まで)を開催しています。

 

大田区ホームページ:特別展「川瀬巴水−版画で旅する日本の風景−」のご案内(会場、会期など)

 

10月もSOMPO美術館で巴水展があります。注目ですね。 

 

 仏像ではトーハクの二つの展覧会

・「聖徳太子1400年遠忌記念 特別展 聖徳太子と法隆寺上野・東京国立博物館 開催中~9/5(日) 

tsumugu.yomiuri.co.jp

・「特別展 国宝 聖林寺十一面観音 -三輪山信仰のみほとけ上野・東京国立博物館 開催中~9/12(日) 

tsumugu.yomiuri.co.jp

※ 国宝の集う展覧会を二つ同時開催。聖林寺十一面観音を東京で鑑賞できるのは今回が初めてとのこと。  

 

西洋美術ではこちら

・「ルネ・ラリック リミックス -時代のインスピレーションをもとめて目黒・東京都庭園美術館 開催中~9/5(日) 

www.teien-art-museum.ne.jp

※ アール・デコの旧朝香宮邸・東京都庭園美術館でのルネ・ラリック展。空間も含めて味わいたい。

 

  それでは、先月見てきた展覧会からですが、作品の写真はすべてミュージアムショップで購入した絵はがきまたは図録のものです。

 

(2) 先月見てきた展覧会から

・「映えるNIPPON 江戸~昭和 名所を描く」府中・府中市美術館 開催中~7/11(日)終了

www.city.fuchu.tokyo.jp

※ 江戸から明治・大正・昭和の風景画。「風景」の移り変わりを見て取れる展覧会でした。

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三栖右嗣(みす ゆうじ)「小笠原父島から南島・母島を望む」 昭和52(1977) 展覧会図録から

  

 ・「三井記念美術館コレクション名品展 自然が彩る かたちとこころ ー絵画・茶道具・調度品・能装束など-三越前・三井記念美術館 開催中~8/22(日) 

www.mitsui-museum.jp

※ またまた見てきた円山応挙の国宝「雪松図屏風」が素晴らしい。存在感があります。酒井抱一の木目を生かすという趣向を凝らした作品もおもしろみがあります。長期休館前にぜひ見てみてください。

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(右隻)

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(左隻)

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円山応挙「雪松図屏風」 江戸時代 18C 展覧会絵はがきから


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酒井抱一「秋草に兎図屏風」 江戸時代 19C 展覧会絵はがきから

 

・「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」新宿・SOMPO美術館 開催中~9/12(日)

www.sompo-museum.org 

※ ルーヴルの次にコロー作品を有するランス美術館から風景画が日本に。コロー作品を多く楽しめるとともに、コロー、バルビゾン、ブーダン、印象派と西洋風景画の変遷を楽しめます。森に牧場に海にと、絵を見ながらマイナスイオンを感じられるかも。

 

展覧会ポスターはコローです。楽しそうに踊っています(^^)

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絵は、ジャン=バティスト・カミーユ・コロー「イタリアのダンス」1865-70年

 

この展覧会、この絵にやっぱり惹かれました。

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 クロード・モネ「べリールの岩礁」1886年 展覧会図録から

  

・「マン・レイと女性たち渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアム 開催中~9/6(月) 

www.bunkamura.co.jp

※ ダダ。既成の常識を打ち壊す芸術活動。ニューヨーク・ダダの中心人物マン・レイ。デュシャン、エルンスト、プルトン、多くの芸術家と交流を持つマン・レイ。そして彼の作品に影響を与えた女性たち。そんな女性との関係をたどりながらマン・レイ作品を紐解く展覧会です。彼の作品を見ながら、その時代の空気も感じられるようです。

 

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この写真はマン・レイ「眠る女」(ソラリゼーション)1929年

世界恐慌の年の作品ですね。

 

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マン・レイ「アングルのヴァイオリン」1924年 展覧会図録から

マン・レイが尊敬するフランスの巨匠アングルの「ヴァルパンソンの浴女」がモチーフとのこと。モデルは当時恋人のモンパルナスのキキ。

 

・「2021 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展西高島平・板橋区立美術館 開催中~8/15(日) 

www.city.itabashi.tokyo.jp

※ 今年もやってきました板橋区立美術館のボローニャ絵本展。今年も個性的な作品がそろいました。「スイミー」でおなじみのレオ・レオーニ作品受贈記念展も一緒に。

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入口のポスター

 

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ガブリエラ・ブリン(アルゼンチン)「やさいはみんな」

左「豆はもんくばかり」 、右「豆はいうことをきくゾウがほしい」

展覧会図録から

 

さて、最後は先々月のホキ美術館を再掲。こちらはまだまだ開催中です。

・「STORIES 永遠の人物画展」千葉・ホキ美術館 開催中~11/7(日)

www.hoki-museum.jp

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・右:生島浩「月虹」2012

・左:三重野慶「僕が見ているあなたをあなたは見れない」2020

絵ハガキから

 

今月は以上です。 

 

3. さいごに

先月も載せましたが、今月、行ければなぁ。

 

三島・佐野美術館

「渡辺省亭 -欧米を魅了した花鳥画-」7/17(土)~8/29(日)

渡辺省亭 ―欧米を魅了した花鳥画― 詳細を掲載しました | ニュース | 佐野美術館 Sano Art Museum

  

箱根・ポーラ美術館

「フジタ - 色彩への旅」開催中~9/5(日)

www.polamuseum.or.jp

 

夏休みの展覧会も今月下旬から来月に入ったくらいで終わっていきます。

「これは見逃せない!」というものはどんどん見に行かないと。

開催中の展覧会は”今”しか見られませんから。善は急げ!

 

さて、最後に関連リンクです。

 先月行った展覧会からです。

www.suki-kore.tokyo

www.suki-kore.tokyo

www.suki-kore.tokyo

アートについてはこちらのブログも。

www.suki-kore.tokyo 

ということで、以上です。

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

 

ではでは。

 
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(夏の空。この中にも重文がいっぱいのよう)

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(こんな感じの重文みたいです)