よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

お得なうるう日(2024/2/29 公演)

よろコンです。

 

今週のお題「大発見」

今年も早くも桃の節句が過ぎました。次は端午の節句。早いものです。

 

さしたる発見もない日々を送っていますが、今日はいろいろと発見のあったある公演についてです。

 

今年はうるう年。一日多いことは得か、損か?

そんな、うるう日(2/29)にこんな会に行ってきました。

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一体 @なかのZERO 小ホール

 

中野駅から東に向かって線路沿いに7分ほど歩くとたどり着きます。

 

この日は夕方から小雨そぼ降るあいにくの天気。

でしたが、華やかな新真打3人の晴れやかな昇進披露公演です。

 

出演は

講談・一龍斎貞鏡(いちりゅうさい ていきょう)先生(2023年10月真打昇進)

落語・蝶花楼桃花(ちょうかろう ももか)師匠(2022年3月真打昇進)

落語・立川小春志(たてかわ  こしゅんじ)師匠(2023年5月真打昇進)

(桃花師匠はもう昇進から2年経ちますが、そこは突っ込まない^^;)

 

開口一番・披露口上の進行は二つ目林家けい木さん
ゲストは笑点の司会者、落語芸術協会会長・春風亭昇太師匠

 

ということで、19:00開演。幕が上がって、はじまり、はじまり。

 

開口一番、林家けい木さん。演目は「つる」

鶴はなぜ「つる」と呼ばれるのでしょうか?というお話し(^^;)さて何で?

笑点の黄色い方が師匠で、ご自身も笑点のアシスタントの赤い服の方のさらにアシスタントとして小道具などを配っているとか。師匠や笑点の話なども交えながら場を温めてくれました。出身が埼玉県小川町とのこと。同じ東上線沿線出身。応援しなくては!

 

そして新真打・一人目は貞鏡先生。演目は「鼓ヵ滝」

日本一の短歌の名手・西行法師。鼓ヵ滝で一首詠み、満足気。やがてウトウトとしていると・・・

神田伯山先生のラジオ「問わず語り・・・」で真打披露パーティの話を聞き、一度、聞いてみたいと思っていました。本日念願成就。4人の子育てに奮闘中ということでしたが、さすが落ち着きのある語りに笑いもありでどんどん話に引き込まれていきました。母は偉大なり。

 

続いては春風亭昇太師匠。演目は「鷺とり」

突拍子もない方法を思いついて鷺を捕まえた男に突拍子もないことが起こります。男の運命はいかに・・・

今巷で注目のコマーシャル(何でしょうか^^;)などをネタに、とにかく大爆笑でした。あとから出る新真打二人にプレッシャーがかかるのでは?なんて、勝手な心配をするほど、大ウケでした。

 

笑いに笑って、ここで中入り・・・

 

後半戦は新真打の披露口上。けい木さんが三人のプロフィールを紹介すると、本来、話さないはずの新真打がそれぞれをお互いに紹介する展開。省太師匠が「口上という名の大喜利」と称されていたように、楽しい掛け合いでした。

 

口上の後、登場は桃花師匠。演目は「お見立て」

花魁が嫌な客、田舎のお大臣を追い返そうと若い衆を使っていろいろな嘘を。それでもなかなか帰らないお大臣。ついにはこんな嘘まで・・・

去年、初めて高座を見てすっかりはまっています。今日の演目も女性の花魁はもちろん、若い衆、田舎のお大臣とみんなキャラが立っていて、本当に面白かったです。中入り前の心配ご無用。大盛り上がりでした。

 

そしてトリは「こはる改メ」小春志師匠。演目は「三方一両損」

三両入った財布を拾った男。落とした男を探して届けるとこの男は受け取らない。けんかっ早い江戸っ子同士。受け取れ、受け取らぬで取っ組み合いの末、名奉行・大岡越前守のお白洲に。越前守の名裁きはいかに・・・

小春志師匠。今回の会で初めて知りました。見事な啖呵。あんなキレのある啖呵はなかなか聞けません。テンポも軽快。最後をきれいに決めてくれました。

 

ということで、公演終了。パチパチパチ!

 

  そうそう、今日のお題は「大発見」

ここでの発見は

・林家けい木さんは東上線の小川町出身だった。

・貞鏡先生はどっしり安定感のある語りだった。(講談。今まであまり聞かなかったですが、また聞きたい)

・桃花師匠、小春志師匠の話を聞いていると、どことなくお二人の師匠(春風亭小朝師匠、立川談春師匠)の雰囲気に似ている感じが。(周りのお客さんも言ってました)

・省太師匠は、いつも通りおもしろい。(以前、寄席で見たときもおもしろかった)

 

そして、ここでの大発見「おもしろいに男女は関係ない!」ということでした。

男性中心と言われる寄席演芸の世界。私自身、女性芸人を無意識のうちに少し遠ざけていたかもしれません。それが、今ではむしろ積極的に見に行っています。

男女に関係なく、おもしろいものはおもしろい。これからも三人の新真打の方を初め、おもしろい方を応援していきたいと思います。

 

省太師匠が口上の挨拶でこんな趣旨のことを言われていました

「伝統芸能は変わります。これからは芸人も男性・女性の区別がなくなっていくでしょう」

 

いつか、このお三方が人間国宝になって公演をされるのを楽しみにしています。

(その前にも三人の公演は是非、何回でもやってください)

 

ちなみに演目をまとめたものはこちら。

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  うるう日。一日多いのは損か、得か?
この公演を見られたので、今回は間違いなく「得」しました。

楽しい会をありがとうございました!

 

それでは最後にリンクです。

 

・一龍斎貞鏡先生

https://www.teikyo-ichiryusai.jp/

・蝶花楼桃花師匠

蝶花楼桃花(ちょうかろう・ももか)オフィシャルサイト

・立川小春志師匠

こはる改メ 立川小春志公式ホームページ

・林家けい木さん

落語家・林家けい木 オフィシャルホームページ ≪落語・お笑い・演芸≫ PROFILE | 林家けい木

・春風亭昇太師匠

春風亭昇太 – 春風亭昇太の公式サイトです。出演情報、ブログなどを掲載しています。

・なかのzero

なかのZERO ないせすアカデミア トップページ

 

  ということで、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

「お後がよろしいようで」なら良いですが・・・とにかく、今日はここまで。

また次もよろしくお願いいたします。

 

ではでは。

 

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(ホールにあった絵。ちょっと怖い(?!)かも^^; また、来ます)