よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

【展覧会】2021年 東京の展覧会通信(2021/1/11)

よろコンです。

 

新年あけましておめでとうございます

 

って、もう1/11です。1並びというよりは鏡開き!(地域で違いはあるようですが)

というか成人の日ですよね(^^;)

 

昨年猛威を振るったCOVID-19。今年も東京をはじめとした1都3県は早速の緊急事態宣言(T_T)。なかなか難しい日が続きますが、まだまだ年初ということで、今年もこのテーマで始めたいと思います。

 

「2021年の展覧会まとめ」

 

今年も珠玉の展覧会が開催されます。いろいろと盛りだくさんです。

 

ということで、今年も自分のための展覧会メモ。相変わらず一貫性はありませんが「今、気になるものを、ただ載せる」というコンセプトで書いてます。長い目で、お付き合いのいただけますと幸いです。

現在開催中で見て来た展覧会は「(見た!)」を付けてます。もし、気になる展覧会が一つでもございましたら、幸いです(^^)

なお、開催期間などは変更になる可能性もありますので、美術館サイトも併せてご確認ください。


【目次】

 

1. 情報源

今回も一年の展覧会情報はこちらを中心に掲載しています。

・「日経 おとなのOFF」2021年1月号(+付録「2021 美術展80ハンドブック」)

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※ 昨年は「~美術展100~」だったのですが今年は「80」。やはりCOVID-19の影響ですかね(T_T)

 

それでは、いよいよ本題です。

 

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(東山魁夷「満ち来る潮」1969-1970 山種美術館 ※ 絵葉書を撮影(以下同様))


2. 展覧会

(1) 現在開催中(11展覧会)

現在、開催中の気になる展覧会です。

 

・「開館10周年記念 1894 Visions ルドン、ロートレック展」東京(丸の内)・三菱一号館美術館 開催中~1/17(日) 日時指定制 (見た!)

mimt.jp※ 三菱一号館美術館の10周年を記念の展覧会。1894年と言わず、多彩な画家の作品が楽しめます。会期中にまた見たい。終了後は岐阜県美術館へ。

 

「東山魁夷と四季の日本画」恵比寿(広尾)・山種美術館 開催中~1/24(日) 日時指定制 (見た!)

www.yamatane-museum.jp

※ 東山魁夷の「京洛四季」の四作品が4年ぶりに一挙展示。そのほか画家の作品も見ごたえ十分。良い展覧会でした。

 

・「異国の旅と記憶 東郷青児 蔵出しコレクション」新宿・SOMPO美術館 開催中~1/24(日) 日時指定制 (見た!)

www.sompo-museum.org※ 東郷青児記念美術館ならではの企画展です。

 

・「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」京橋・アーティゾン美術館 開催中~1/24(日) 日時指定制

www.artizon.museum

※ 現在は後期展示中。新収蔵品から俵屋宗達の風神・雷神(後期展示)と見どころが多そうです。特集コーナーは「青木繁、坂本繁二郎、古賀春江とその時代 久留米をめぐる画家たち」

 

・「ベルナール・ビュフェ回顧展」渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアム 開催中~1/24(日) 1/16(土)、17(日)、23(土)、24(日)は日時指定制 (見た!)

www.bunkamura.co.jp

※ 静岡県はクレマチスの丘にあるベルナール・ビュフェ美術館からの作品を中心に展示。大作も多く画家の画風の変遷も見て取れます。

 

・「河鍋暁斎の底力」東京(丸の内)・東京ステーションギャラー 開催中~2/7(日) 日時指定制

www.ejrcf.or.jp

※ 天才絵師「暁斎100%」の展覧会。下絵に注目した意欲的な取り組みに唸らさせられます。

 

・「トライアローグ:横浜美術館・愛知県立美術館・富山県立美術館 20世紀西洋美術コレクション」横浜(みなとみらい)・横浜美術館 開催中~2/28(日) 日時指定制

yokohama.art.museum※ 長期休館前の横浜美術館の展覧会

 

・「リニューアル・オープン記念展 III 美を結ぶ。美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語」六本木・サントリー美術館  開催中~2/28(日)

www.suntory.co.jp※ サントリー美術館リニューアル・オープン第三弾。古伊万里・鍋島の磁器、琉球織物、浮世絵、日本の和ガラス、エミール・ガレ等々

 

・「田中一村展」千葉・千葉市美術館 開催中(1/5)~2/28(日)

www.ccma-net.jp

※ こちらは今月初めての紹介。奄美大島で創作活動をつづけた田中一村。20年住んだゆかりの地・千葉で「開館25周年記念 川村コレクション受贈記念」の展覧会です。

 

・「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」両国・江戸東京博物館 開催中~4/4(日)

www.edo-tokyo-museum.or.jp

※ 古代エジプト。なんか、気になるなぁ。秋には八王子の東京富士美術館でも開催予定のようです

 

・「Connections - 海を越える憧れ、日本とフランスの150年」箱根・ポーラ美術館 開催中~4/4(日)

www.polamuseum.or.jp

※ 日本にあこがれたフランス、フランスに学んだ日本。それぞれの画家の作品を見に行きたい。1/10の日曜美術館アートシーンでも紹介がありました。

 

と、開催中の展覧会も多くありますが、ここからはこれからの展覧会です。

 

(2) 1月・2月から開催(5展覧会) 

・「没後70年 吉田博展」上野・東京都美術館 1/26(火)~3/28(日)

yoshida-exhn.jp

※ 若き日から洋画を学び、東西の芸術に触れた画家の木版画を中心に集められた展覧会です。

 

・「写真家ドアノー / 音楽 / パリ」渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアム 2/5(金)~3/31(水)

www.bunkamura.co.jp

※ フランスの国民的写真家ドアノーがパリの街角で写した「音楽」、パリ19区の音楽博物館から東京に巡回です。 

 

・「川合玉堂 山﨑種二が愛した日本画の巨匠」恵比寿(広尾)・山種美術館 2/6(土)~4/4(日)

www.yamatane-museum.jp

※ 開館55周年記念特別展。昨年開催予定でしたが、時期をずらしての開催。郷愁誘う日本画の世界。例年だと桜のころに東京国立近代美術館では川合玉堂「行く春」が展示されますが、今年は・・・ 

 

・「テート美術館所蔵 コンスタブル展」東京(丸の内)・三菱一号館美術館 2/10(水)~5/30(日)

mimt.jp

※ 昨年話題となったロンドン・ナショナル・ギャラリー展でも作品が紹介されていたイギリス風景画の代表格・コンスタブルの展覧会です。 

 

・「没後70年 南薫造」東京(丸の内)・東京ステーションギャラリー 2/20(土)~4/11(日)

www.ejrcf.or.jp

※ 日本近代洋画の展覧会。明治から昭和にかけて活躍した南薫造の展覧会。東京国立近代美術館で少し作品を見たことはありますが、まとめての回顧展は初めて。興味深い展覧会です。 

 

(3) 3月から開催(5展覧会) 

・「与謝蕪村 「ぎこちない」を芸術にした画家」府中・府中市美術館 3/13(土)~5/9(日)

www.city.fuchu.tokyo.jp

※ 府中市美術館、春の恒例・江戸絵画祭り。ヘタウマとかぎこちないとか言ったら、府中美術館です。GWは府中・大國魂神社のくらやみ祭も。今年は開催を期待しています。

 

・「あやしい絵展」竹橋・東京国立近代美術館 3/23(火)~5/16(日)

ayashiie2021.jp

※ 「あやしい」とかいうとまた府中市美術館?と思いきや、こちらは東京国立近代美術館。エログロと言えばそうですが、インパクトがすごい。甲斐庄 楠音(かいのしょう ただおと)とか、一度見たら忘れられません。夏は大阪でも開催。

 

・「生誕150年記念 モンドリアン展」新宿・SOMPO美術館 3/23(火)~6/6(日)

www.sompo-museum.org

※ 水平垂直の直線が交差し、赤青黄そして白等の平面が画面を覆う「コンポジション」シリーズが思い起こされるモンドリアン。画家の画業の軌跡をたどる23年ぶりの展覧会です。

 

・「カラヴァッジョ <<キリストの埋葬>> 展」乃木坂(六本木)・国立新美術館 3/24(水)~5/10(月)

www.nact.jp

※ カラヴァッジョ最高傑作のひとつ「キリストの埋葬」がバチカン美術館からやってきます。

 

・「渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画」上野・東京藝術大学大学美術館 3/27(土)~5/23(日)

www.geidai.ac.jp

※ 近年、注目を集める画家の展覧会。横山華山、小原古邨と「忘れられた画家」が再び脚光を浴びる昨今の展覧会。次なるスポットライトはこの方に。

 

(4) 4月から開催(6展覧会) 

・「クールベと海 フランス近代 自然へのまなざし」汐留(新橋)・パナソニック汐留美術館 4/10(土)~6/13(日) (見た!)

panasonic.co.jp

※ 写実主義の巨匠・クールベはスイスとの国境近い山の中オルナンの出身。大人になって初めて海を見て驚き、そして描き続けます。クールベ中心にフランス近代の海そして自然をテーマにした作品の展示です。昨年、山梨県立美術館で開催された展覧会の巡回展で、現在はふくやま美術館で開催中です。(山梨で見たので東京でも再び見ます) 

 

・「特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて」上野・東京国立美術館 4/13(火)~5/30(日)

chojugiga2020.exhibit.jp

※ 昨年夏開催予定でしたが、延期となって今年の春開催に。前回の展覧会では見られなかったんですよね。混雑していて。今回はおそらく日時指定でしょうから早めにチケットを取って見に行こうと思います。

 

・「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」六本木・サントリー美術館 4/14(水)~6/27(日)

www.suntory.co.jp

※ サントリー美術館60周年記念展はアメリカ・ミネアポリス美術館の日本絵画展です。

 

・「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアム 4/16(金)~6/27(日)

www.bunkamura.co.jp

※ 江戸東京博物館でのエジプト展の後はこちらのエジプト展も。現在は静岡市美術館で開催中 。

 

・「フジタ - 色彩への旅」箱根・ポーラ美術館 4/17(土)~9/5(日)

www.polamuseum.or.jp

※ 乳白色のイメージの強いフジタ。1929年の一時帰国、その後の中南米などの旅では色鮮やかな人物画・風俗画などを描きます。そんなフジタの旅先での作品を中心とした展覧会とか。

 

・「コレクター福富太郎の眼」東京(丸の内)・東京ステーションギャラリー 4/24(土)~6/27(日)

※ 「昭和のキャバレー王」こと福富太郎のコレクション。岡田三郎助の美人画のほか時代を映した風俗画や戦争画も。

 

(5) 5月・6月から開催(3展覧会) 

・「クロード・モネ - 風景への問いかけ オルセー美術館・オランジュリー美術館 特別企画」京橋(東京・八重洲)・アーティゾン美術館 5/29(土)~9/10(金)

www.artizon.museum

※ こちらも昨年から今年に延期になった展覧会です。オルセーからルーアン大聖堂やサン=ラザール駅などの作品が来ます。

 

・「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」新宿・SOMPO美術館 6/25(金)~9/12(日)

www.sompo-museum.org

※ フランス革命から近代社会が成立する中でその地位を確立していったフランス風景画。コローからバルビゾン、クールベ、印象派と楽しみな展覧会です。

 

・「三菱創業150周年記念 三菱の至宝」東京(丸の内)・三菱一号館美術館 6/30(水)~9/12(日)

mimt.jp

※ これも昨年から今年に延期になった展覧会。曜変天目をはじめとした国宝12点、重要文化財31点を含む100点余りの至宝を一挙公開です。

 

(6) 9月から開催(3展覧会) 

・「マティス 自由なフォルム」乃木坂(六本木)・国立新美術館 9/15(水)~12/13(月)

artexhibition.jp

※ 大胆かつ鮮やかな色遣いのマティスの作品。「切り紙絵」も多数制作されており、マティス美術館所蔵の大作「花と果実」が日本初公開です。

 

・「ゴッホ展 - 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」上野・東京都美術館 9/18(土)~12/12(日)

gogh-2021.jp

※ 世界最大のゴッホ作品の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラーのゴッホコレクション28点+ファン・ゴッホ美術館から4点を中心とした展覧会。クレラー=ミュラー美術館からはミレー・ルノワール・スーラ・ルドン・モンドリアンなどの作品も20点展示されます。

 

 ・「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」府中・府中市美術館 9/18(土)~11/28(日)

※ 「府中市美術館開館20周年記念」の展覧会ですが、これも昨年からの延期で開催。府中はやっぱり「ふしぎ・かわいい・へそまがり」ですね。モローの「一角獣」の展示も。

 

(7) 10月以降開催(3展覧会) 

・「川瀬巴水展(仮)」新宿・SOMPO美術館 10/2(土)~12/26(日)

www.sompo-museum.org

※ 四季折々の美しい日本の姿を木版画におさめた川瀬巴水。詩情豊かな世界が楽しみです

 

・「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 - モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」東京(丸の内)・三菱一号館美術館 10/15(金)~2022/1/16(日)

mimt.jp

※ 約50万点を誇るイスラエル博物館から珠玉の印象派コレクション。特にモネの睡蓮は「当たり年」といわれる1907年の作(モネにも当たり年があるんですね^^;)

 

・「鈴木其一・夏秋渓流図」表参道・根津美術館 11/3(水・祝)~12/19(日)

www.nezu-muse.or.jp

※ 江戸琳派の祖・酒井抱一の弟子・鈴木其一の代表作「夏秋渓流図」が重要文化財に。作品誕生の秘密を紹介する展覧会です。 

 

3. さいごに

今年は昨年開催できなかった展覧会が延期されて開催されるものが結構あります。

昨年前半は長い期間、美術館が閉館し、展覧会が中止になりました。そして、展覧会を見に行ける日々がどんなに素晴らしいものか、実感しました。

今年は多くの展覧会が開催され、落ち着いて作品を鑑賞できるような年になると良いなぁと思います。

 

止まない雨はない

明けない夜もない

そしていつか心静かに花を愛でる日が

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(東山魁夷 「春静」1968 山種美術館)

 

  ということで、今年最初の展覧会通信でした。

 

アートについてはこちらのブログも。今年は書きます(^^;)

www.suki-kore.tokyo 

ということで、以上です。

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

 

そして遅ればせながらですが

今年もよろしくお願いいたします!

 

ではでは。