よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

【展覧会】ポーラ美術館×ひろしま美術館共同企画「印象派、記憶への旅」@ポーラ美術館(2019/4/28):箱根の森の印象派展

こんばんは。

 

  GWが終わり、早くも一週間。少し間が空きましたが(^^;)、ブログ2年目も展覧会・美術館のご報告です。史上最大のGW中に行った中から・・・

 

ポーラ美術館×ひろしま美術館 共同企画

「印象派、記憶への旅」

 

2019年GWで、最初に行った展覧会で、これまでに行ったことのなかった美術館です。新緑鮮やかな森の中、5月のさわやかな季節にぴったりなところです。

 

今回も、まとまりのない内容ですが、早速、ご紹介してみたいと思います。しばし、お付き合いを。それでは、さっそく、展覧会に!

 

※ 以下の記述はポーラ美術館のパンフレット、作品説明、Web上の解説等を参考に記述しています。また作品の写真はパンフレット・絵ハガキを撮りました。

 

[目次] 

 

I.展覧会概要

(1)展覧会:「印象派、記憶への旅」

www.polamuseum.or.jp

ポーラ美術館は2002年9月に箱根・仙石原にオープンしました。名前のとおりポーラ化粧品の会長・鈴木常司氏のコレクションを収蔵しています。

一方のひろしま美術館。1978年11月にこの年創業百周年を迎えた広島銀行が記念事業の一環として設立しています。ともに、国内有数の印象派コレクションを有する美術館の共同展です。

 

(2) 会場:ポーラ美術館(箱根・仙石原)

www.polamuseum.or.jp

 

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※ 箱根の森の中、日差しが優しく差し込む美術館です。こちらの美術館は西洋絵画、特に印象派作品のコレクションが有名だと思っていましたが、結構、日本画家の作品もありますし、ガラス工芸・陶磁、ポーラ化粧品らしく化粧道具等、多岐にわたるコレクションが収められています。

また、美術館周辺には、散歩コースがあり、森林浴をする、沢のわきを歩く、鳥の声に耳を澄ますというような森の中ならではの楽しみ方ができます。訪問したときには散歩途中に「ハンモック」コーナーがあり、くつろいでいる人がいました。(私もハンモックで休みたかったのですが、残念ながら先客で満席でした^^;)

車で行きましたが、バスなどでも行けます。ちなみに駐車場は一日500円です。

 

(3) 会期・開館時間・展示替等

2019/3/23(土)~2019/7/28(日)

・会期中休館日なしです。

・開館時間は10:00~18:00。入館は30分前まで。

・展示替えはパンフ等見る限り、ないと思います。(違っていたら、すみません)

 

(4) 料金

・大人1,800円、65歳以上1,600円、大学・高校生1,300円、中学・小学生(土曜日無料)700円

・事前にコンビニ(ファミマ/ローソン/セブンイレブン等)や箱根湯本の駅でチケットを買えば大人で200円安い「前売り」料金になって、お得です。私は車で行く途中、コンビニによって前売券を買いました。

前売り券/お得情報 | ポーラ美術館

 

(5) 訪問時間と混雑状況

・4/28(日) 11:00前に訪問して、本展覧会の他、西洋画・日本画・ガラス工芸等々の常設展示も見て、鑑賞時間は100分くらいでした。

・人はいますが、混雑はしていませんでした。ゆっくり見られます。


(6) 美術館メモ

・展示会場の写真撮影可能なエリアがあります。ピカソ・マティス・ゴッホなどの絵画、常設展でも日本画等は撮影できませんでした。撮影OKかNGかは各部屋や作品で表示されていますので、撮影時は注意してご確認ください。

・ミュージアムショップがあります。

・カフェやレストランもあります。(今回は他に行きましたが、是非行ってみたい)

・今回は 絵ハガキを購入しました。一枚108円です。

 

(7) 行くきっかけ(情報源等)

本展は、日経おとなのOFF1月号で見て行こうと思いました。ただ、毎年行きたいと思いながら、箱根のため、なかなか来れなかったのですが、今年は史上最大のGWということで休みも長かったので(奥様もフランスだったので)、意を固めて行ってきました。

 

II. 展覧会所感

(1) 個人的な所感

今回の美術展はポーラ美術館・ひろしま美術館の印象派を中心としたコレクションが展示されていますが、印象派に限らず、ピカソ、ロートレック、ボナール、マティス、 デュフィにマルケとキュビズム・ナビ・フォーヴと結構、てんこ盛りです。

印象派が中心ですが、2つの美術館の名作展を見るつもりで鑑賞しても良いかと個人的には思います。これに加えてポーラ美術館の名品がさらに見られるので、ゆっくりと森の中で、心を癒しに好きな絵を見に(見つけに)行くというのも良いかなぁと思います。

 

 

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それでは、早速、会場に入ってみましょう。

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会場はB1展示室1とB2の展示室2(だけだったと思います^^;)です。

 

(2) 展覧会の構成と気になる作品

会場は5つの章に分かれています。73点の展示です。

 

I. 世界のひろがり-好奇心とノスタルジー

記憶への旅の最初はコローやクールベなど自然から影響を受けた画家の作品や、ゴーガンやドラクロワ等の国外に影響を受けた画家の作品のです。

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ジャン=バティスト=カミーユ=コロー「森の中の少女」(1865-1870年頃) ポーラ美術館

 

II. 都市への視線 -パノラマとポートレートー

今度は産業革命(美術にも多大な影響を与えていますね)によって誕生した近代都市の風景です。都市の風景とそこで生きる人たちの横顔をテーマとした作品が並びます。ピカソ、ロートレック等の作品が印象的です。(ピカソの絵は撮影NG)

 

二人の画家が描いたポン=ヌフ

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カミーユ・ピサロ「ポン=ヌフ」(1902年) ひろしま美術館


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ポール・シニャック「パリ、ポン=ヌフ」(1931年) ひろしま美術館

同じ印象派で同じ画題でも色合いなど違います。

 

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ラウル・デュフィ「パリ」(1937年) ポーラ美術館

結構、好きな絵でした。パリの華やかさを感じます。


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パブロ・ピカソ「酒場の二人の女」(1902年) ひろしま美術館

今回のピカソでは一番好きでした。二人の背中から無数のものがたりが伝わってきそうです。

 

III. 風景のなかのかたち-空間と繁栄

こちらは風景画が有名な画家たちの作品があつまります。ブーダン、モネ、シスレー達です。

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アルフレッド・シスレー「サン=マメス」(1885年) ひろしま美術館

印象派の風景画家の中ではシスレーが好きです。水と空の青の透明感が好きです。

 

IV. 風景を満たす光-色彩と詩情

こちらはモネやルノワールに加え、新印象派のスーラ、シニャックのほか、シダネルの作品も並びます。

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ジョルジュ・スーラ「グランカンの干潮」(1885年) ポーラ美術館

 

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 ピエール・ボナール「地中海の庭」(1917-1918年) ポーラ美術館

独特な光と空気を感じさせる絵です。

 

V. 記憶への旅-ゴッホ・セザンヌ・マティス

展示会場をB2に写し、ゴッホ、セザンヌ、マティス等の作品が並びます。ここではゴッホのキャンバスの裏に書かれた名前などの記録から、作品が作成される過程や記録の持つ意味が解説されたり、光学で絵の具などの塗り方を分析した結果の説明などがあります。この部屋は撮影NGです。

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 フィンセント・ファン・ゴッホ「アザミの花」(1890年) ポーラ美術館

絵ハガキを撮りました。ゴッホの花は、花の色は鮮やかかつ力強い生命感があります。

 

(3) さいごに

今回は敢えてモネやルノワールを外して紹介してみました。というのも、今回だけでは紹介しきれないので、ポーラ美術館さんについてはまた別の記事で報告したいと思います。いずれまた。

展覧会のテーマ性ということでは、印象派以外の作品も多く、少しあいまいさはありますが、箱根の森でゆっくり美術鑑賞、そしてお食事やカフェを楽しむという感じで訪問するには、とても良いと思います。あまた名品はありますし、ぜいたくな休日を。

 

それでは、最後にリンクです。

www.yorocon46.com※ ポーラ美術館さんに行った日はこんな感じで過ごしました。

  

ということで、久々の投稿は以上です。これからも、ちょこちょことアップしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ではでは。