こんばんは。
9日間のお正月休みもアッという間。いよいよ明日(1/5)が最終日です。休みが終わる前に、ほんの少しお正月を振り返り。
昨日(1/3)、今年初の美術館巡りで上野を散策してきました。あるテレビ番組で「上野ほど美術館・博物館が総合的に集まっている街は世界的にも珍しい」という話がありました。いつ行っても大小いろいろな展覧会が開催されていて楽しい街です。
今回は、現在、会期末も近くなりつつある展覧会の混雑情報と、散策したところをご紹介したいと思います。他愛もない独り歩きの話ですが、しばし、お付き合いを。
1. 上野の展覧会の混雑状況(1/3 13:00時点)
人気展が開催されている上野はいつも多くの人がいますが、今年は特にお正月から混んでいる印象でした。いずれの展覧会も会期末まで残り少なく、この状況が続きそうなので、これから行かれようと予定されている方はご参考まで。
(1) 国立西洋美術館「ハプスブルク展」~1/26(日)
・13:00頃でチケット購入に長い列ができていました。
列の長さから表示はありませんが、恐らく20分くらい待つと思われます。
事前にチケットはネットで購入して行かれることをおススメします。
チケット情報 | ハプスブルク展|600年にわたる帝国コレクションの歴史
・13:00頃で展示室への入場待ちはないようでした。
・16:00頃はチケット購入の列は、ほぼ解消されていました。(5分程度で買えるくらい)
・16:00頃に鑑賞。中は比較的混雑していました(特に展示の最初の方)が、展示エリアによってはゆっくり鑑賞できます。
※ 1/3はナイトミュージアム(金・土曜)で20:00まで鑑賞可能でした。休日だったので、遅い時間の方がゆっくり見られたのかなぁ、と思います。
(2) 上野の森美術館「ゴッホ展」~1/13(日)
・13:00頃でチケット購入の列はありませんでした。
・13:00頃で展示室への入場待ちは40分でした。
(写真は「待ち時間40分」ですが、撮影直前まで50分でした)
・17:40頃もチケット購入の列はありませんでした。
・17:40頃も入場待ちは10分でした。
・17:50頃に鑑賞。中はとても混んでいました。ゆっくり見るのは少し厳しい状況・・・(会期前半に行かないと、人気展は混みますね・・・)
※ こちらも1/3はナイトミュージアム(金・土曜)で20:00まで鑑賞可能でしたが、あと一週間の会期を考えると夜でも混むことは必至かなぁと思います。朝、開館前から並ぶ方が、まだゆっくり見られるかもしれません。
(3) 東京国立博物館「イベント:博物館に初もうで」~1/26(日)
・13:00頃でチケット購入の列は長くなく、5分程度で購入できました。なお、「博物館に初もうで」は常設展示に「ねずみ」にまつわる作品を集めて展示するスペースを設ける等のイベントです。チケットは「総合文化展」(620円)で鑑賞できます。
・現在、特別公開中、令和の即位礼正殿の儀で用いられた「高御座と御帳台」(1/19(日)まで公開)を見るだけであれば無料です。なお、13:00頃で入場待ちは50分でした。その後、15:30頃までは変わらない様子でした。今後も、さらに混みそうです。(ちなみにこちらには行きませんでした)
ということで、お正月の上野混雑情報でした。
2. 上野散策
それでは、ここからは上野を歩いて見てきたものを少しご紹介。
(1) トーハクのイベント
まずはトーハク「博物館へ初もうで」のイベント。(1/2、3のみ)
湯島天神白梅太鼓のみなさんの和太鼓。迫力のある音、力強く舞うような演奏で、かなり心に響きました。
葛西囃子中村社中の方々の獅子舞。日本のお正月ですねぇ。
博物館内のいけばな。真生流 山根由美氏の作品。華やかです。
1/3はクラリネット演奏などもあり、イベント盛りだくさんでした。
(2) 国宝・松林図屏風
お正月のトーハクの国宝展示といえば
長谷川等伯筆「松林図屏風」
松の葉、枝、幹の線、墨の濃淡だけで雨までをも描く。1/13(月・祝)までの展示です。
(向かって右の隻)
(向かって左の隻)
この他、展示室には応挙・若冲の作品なども展示されています。
(3) ねずみ
今年の干支「ねずみ」にちなんだ展示。
こちらでもらって帰ってきたカレンダー。裏はすごろくに(配布は1/3まで)。写真の伊万里は実際に展示されています。
ねずみは七福神大黒の使いで福をもたらす白ねずみが「大根食う」→「だいこんくう」→「だいこく」。で、大黒ねずみとなるようです。おめでたいダジャレです(^^;)
(4) 黒田記念館
今年も行ってきました。黒田記念館。
特別室の公開は1/13(月・祝)まで。無料です。
黒田清輝「湖畔」
(4) 国立西洋美術館
トーハクの後は西洋美に。まずは、まずはハプスブルク展を鑑賞。
ベラスケスの絵が特に印象に残ります。「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」(下参照。絵ハガキを撮影)は、至近距離で見ると荒いタッチに見えますが、少し離れて見ると布の光沢等が鮮やかに映る。その表現技法はさすがとしか言えません。
この後は常設展示も。昨年の松方コレクション展で展示されていた作品が多く展示されています。展覧会の最後に展示されていた修復後のモネの大作・睡蓮(損傷部多)も展示されています。
常設展からは、藤田嗣治「坐る女」
背景の金に雉の姿が日本らしさを感じさせる作品。
ルノワール「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」
こちらも昨年の松方コレクション展で展示されていました。フランス政府が日本への返還を拒んだ作品も今なら常設展で鑑賞できます。
(5) 上野の森美術館・ゴッホ展
上野散策の最後はこちら。これでフィニッシュです。
3. さいごに
お正月休みも残すところあと1日。上野とは全然関係ないですが、今日(1/4)は近くのKALDIに福袋のコーヒー(1,700円)を買いに行きました。
その際にもう一つ。この福袋に惹かれ、思わず衝動買い。
シャンパーニュ ブリュット・ド・ヴィセンティン(フランス) 2,800円
定価だと6,000円超とのこと。休みの最後、名残惜しくもありますが、こちらをゆっくり飲みたいと思います。
ということで、アラフィフ、お正月休みの一コマでした。
今回も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。
(休み最後に飲み過ぎないように!)
・・・はい、気を付けます。
ということで、ではでは。