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アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

【東京散策・展覧会】「江戸東京たてもの園」@都立小金井公園(武蔵小金井)に行ってきました。年の初めは、たてもの園(2019/1/3)

こんばんは。

今日も、すこぶる良い天気で、今年の三が日は本当にお散歩日和でした。

ということで、今日は近くの神社にお参りに行った後、そのまま少し足をのばして江戸東京たてもの園を散策してきました。

 

ところで  「江戸東京たてもの園」って、ご存知ですか?「たてもの」が展示作品となったスケールの大きな美術館(博物館)です。毎年1/2、1/3は無料公開しているので、散歩がてら見に行きました。ということで、都内からは少し離れていますが、結構見どころもありますので、今回ご紹介したいと思います。しばし、お付き合いください。

 

【目次】

 

1. 江戸東京たてもの園とは

1993年に両国の江戸東京博物館の分館として開設。都立小金井公園の中にあります。

現地保存が不可能で歴史的価値のある建造物を移築し、復元・保存・展示するという正に「建物」が作品となった美術館(博物館)です。江戸の農民の民家、明治~昭和の街並み再現、歴史的舞台となった政治家の家、財閥の名家、モダンな住宅といろいろな建物が見られます。また、実際に建物の中に入ることもできます。建築好きな人も、そうでない人も、生の建物に触れ、その当時の空気を感じることができる、そんな場所だと思います。

Webサイトもかなり充実していますので、ご参照ください。

www.tatemonoen.jpちなみに、普段の入園料は大人400円、大学生320円、65歳以上・高校生・都外の中学生200円で都内(在住または在学)の中学生と小学生以下は無料です。

 

ちなみに、このシンボルマークは誰のデザインでしょう?

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そう、あの宮崎駿監督です。ジブリの事務所が小金井市内にあるご縁なのでしょう。以前、ジブリに出てくる建物の模型を展示する展覧会も当園で開催されていました。

 

2. 江戸東京たてもの園へのアクセス

JR中央線の武蔵小金井駅からがバスも多くて便利だと思います。

・西武バス:2、3番のりばより、「小金井公園西口」下車。徒歩5分。

・関東バス:4番のりばより、「江戸東京たてもの園前」下車。徒歩3分。

あとはJR中央線の東小金井駅からだと・・・

CoCoバス(小金井市コミュニティバス)のりばより、北東部循環「たてもの園入口」下車。徒歩10分。

西武新宿線の花小金井駅からだと・・・

西武バス:「南花小金井」のりば(小金井街道沿い)より、武蔵小金井駅行き「小金井公園西口」下車。徒歩5分。

 

あと、小金井公園の駐車場(有料)もあります。

 

ちなみに、JR武蔵小金井駅から頑張れば歩けます。2.4kmで30分強でしょうか。散歩には、ちょうどいい距離では。

 

 小金井公園西口から入ると以下のような看板があります。

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看板を見ながら公園を散歩しながら歩いて行みてください。SL電車があったり、いろいろな木々が植えてあり、公園内は散歩するにもお勧めです。ちなみに都立小金井公園は都立公園としては最大規模です。
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さらに歩いて行くと江戸東京たてもの園のビジターセンターが見えます。

こちらは、旧光華殿で1940年(昭和15)に皇居前広場で行われた紀元2600年記念式典のために建設された式殿を移築してビジネスセンターにしたものです。

両サイドの木は桜で、桜の季節は、まぁ、桜の花が咲き乱れ、とってもきれいです。
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江戸東京たてもの園の案内です。(上記リンクのWebサイトもご覧ください)
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お正月は1/2・3だけでなく、1/5・6も1/14もイベントありです。1/5・6は入園料2割引です。
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3. 江戸東京たてもの園の中へ

いよいよ江戸東京たてもの園の中にまいりましょう!

ここからは私が好きなところをいくつか紹介します。

 

・高橋是清邸

まずはセンターゾーンの高橋是清邸。かつての日銀総裁、大蔵大臣、そして大正10年に第20代内閣総理大臣を歴任した大物政治家です。赤坂から移築しています。この家はあの226事件の現場となり、この中で高橋是清翁は暗殺されます。享年83歳(満では81歳とのこと)

ここが、226事件の現場であったと思うと、すごい歴史の現場がここにあるのだなぁと考えさせられるのですが、今日は残念ながら修繕工事中(涙)

また次回訪問時、ご紹介できればと思います。


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・明治~昭和の街並み

続いては東ゾーン。こちらは明治~昭和の建物が並び、古き良き時代の町の風景を再現しています。

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路面電車がお出迎え。


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中央は先頭「子宝湯」です。足立区千住からここに来ました。なお、うどん屋さんもあって食事もできます。(笹餅なんかもあります)


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これは神田須田町の武居三省堂。書道用品の卸から後に小売りになったとのこと。


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中は書道用品が並んでました。書道好きとしては、こういう店で一品買ってみたくなります。


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子宝湯の前では正月の催し物、太神楽をやっていました。見ていた子どもたちが本当に楽しんでいる様子だったので印象的でした。太神楽って、古い伝統芸で、子どもが見て面白いのかなぁなんて、勝手に思い込んでましたが、むしろ、子どもの頃の方が、こういう芸に対して純粋に「すごい」と思えたなぁ、と妙に子どもの頃の気分に戻りました。自分の見方は結構バイアスのかかっているなぁ、とチョッと反省です(^^;)

 

・田園調布の家(大川邸)

さて、続いては私の好きな西ゾーン。西洋風住宅が並びます。
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1925年(大正14)の郊外型住宅で、全室洋間。

ちなみに中はこんな感じ。田園調布は昔からハイソな感じです。
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・前川國男邸

品川上大崎に1942年(昭和17)に建てられました。戦時中でこのモダンな感じ。素敵です。前川國男は日本の代表的な建築家で、あのル・コルビジェの弟子です。世界遺産となった上野・国立西洋美術館の建築にも携わり、向かいの東京文化会館や東京都美術館、新宿・紀伊国屋書店も前川氏の作品です。
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外も良いですが、中はもっと良い。広く大きな窓のリビング。
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リビングの中は吹き抜けに。
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外も中もシンプルですが、とても魅力を感じます。このたてもの園の中で一番好きな建物です。

 

・常盤台写真場

続いては、東武東上線・ときわ台からの移築の常盤台写真場。
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私の実家・板橋区にこんな素敵な建物があったとは。ときわ台は、地元では閑静な住宅地なので、こんな建物もあったのでしょう。写真館らしく中ではスタジオで写真撮影してました。(正月限定かは不明。すみません)

 

・デ・ラランデ邸

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1910年(明治10)にドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデに増築されたとのこと。新宿信濃町からここに来ました。ここは武蔵野茶房が入っていてお茶が飲めます。

 

・三井八郎右衛門邸

そして、三井八郎右衛門邸。三井家総領家のお屋敷です。
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こちらでお客様などを迎えていたのでしょうか。


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中の調度品も見学できます。

 

・江戸時代の農家

そして、西洋風住宅のエリアを抜けると江戸の農家の家。
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かやぶき屋根に囲炉裏と、当時の家の様子がうかがえます。

 

・ミュージアムショップなど(ビジターセンター)

最後はビジターセンターのミュージアムショップの様子。奥はカフェになっています。
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ちょっと、散漫とした紹介になりましたが、なんとなく散策した気分になりましたでしょうか?

フォトジェニックな建物達が揃ってます。ここでほんの一部紹介しましたが、実際に見てみないと分からないところが多々あると思います。建物は、その外観だけでなく、それそのものが持つ機能や役割、そして中の調度などと一体となって醸し出される空気感、肌で直に感じないと分からないところがあります。この記事で「こんなところなんだぁ」と興味を持っていただけたら、次は生で見に行ってみてください。きっと好きな建物があるのでは。

 

4. さいごに

こちら江戸東京たてもの園は、次にお薦めの時期は、やっぱりの時期です。

たてもの園のある小金井公園は都内でも有数の桜の名所です。

公園はとても広いので、場所取りをしなくても、どこかで花見はできます。ご家族で、ご夫婦で、いやいや一人でも、この季節に花見と一緒にたてもの園も散策してみるのはいかがでしょう。そして、花見帰りは小金井で一杯(^^)

 

ということで、今回もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

桜、本当にお薦めです。(だいぶ、気が早いかなぁ)

でも、明日は初仕事。(これは、気が重いなぁ(^^;))・・・頑張ります。

以上です。ではでは。