よろコンです。
久々のブログ投稿がこの記事になりました。10月は美術展のほかにもいろいろとネタがあったのですが、書きかけばかりになってしまいました。11月に引き続き書こうと思ってます。書きかけになった最大の理由は明らかに晩酌のし過ぎ・・・反省だな(^^;)
さて、11月です。今年もあと2か月。そう、誰もが「早いなぁ」って思います。
展覧会は「芸術の秋」(先月とまったく同じ出だしです^^;)
今回は先月から継続の展覧会も多いので、先月行ってきた展覧会の紹介もしながら、チェックしていきたいと思います。
ということで、少し遅くなりましたが今月もやります!自分のための展覧会メモ。一貫性はありません。ただ「今、気になるものをとにかく載せる」というコンセプトです。気になるものが一つでもありましたら幸いです(^^)
なお、開催期間などは変更になる可能性もありますので、美術館サイトも併せてご確認ください。
【目次】
1. 情報源
今回も展覧会情報はこちらを中心に掲載しています。
・アートスケープの展覧会スケジュール
それでは、いよいよ本題です。
(これは八ヶ岳のキース・へリング美術館で展示中)
2. 展覧会
(1) これから見たい展覧会
①先月から継続掲載(現在開催中)
・「杉浦非水 時代をひらくデザイン」とうきょうスカイツリー(押上)・たばこと塩の博物館 開催中~11/14(日)
www.tabashio.jp※ 日本のモダンデザインのパイオニアの展覧会。タバコのパッケージもデザインしたとか。来週いっぱいです。
・「最澄と天台宗のすべて」上野・東京国立博物館 10/12(火)~11/21(日)
tsumugu.yomiuri.co.jp※ 日本の仏教の礎を築いたともいえる最澄と天台宗。その歴史に触れる展覧会です。
・「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」上野・東京都美術館 開催中~12/12(日) ※日時指定予約制
gogh-2021.jp※ こちらは明日(11/7)、見に行きます。もう、土日はチケットを取れなくなってきています。見られる方はお早めに。ヘレーネというゴッホ・コレククターの展覧会でもあると聞きます。とても楽しみです。
・「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」汐留(新橋)・パナソニック汐留美術館 開催中~12/19(日) ※日時指定予約制
panasonic.co.jp※ ブタペストでのジャポニスムからアール・ヌーヴォー。パンフレットも西洋・東洋入り混じるような雰囲気でとっても気になります。
・「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」新宿・SOMPO美術館 開催中~12/26(日) ※日時指定予約制
www.sompo-museum.org※ 先月掲載時、期間終了が間違っていました(11/21と書いてました。すみません)12/26まであります。新版画・川瀬巴水の旅の絵。私も、そろそろ旅に出ます。
②これから開催・新規掲載 ※日時指定予約制
・「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」東京(丸の内)・東京ステーションギャラリー 開催中~11/28(日) ※日時指定予約制
www.ejrcf.or.jp※ 「國之楯」(くにのたて)という絵を確か日曜美術館のアートシーンで以前見て、この時は「絶対見たい」と思っていました。気になってはいたのですが、いざ展覧会開催となったところでちょっと尻込みしていました。この絵に向き合っていられる自信がなかったというのが正直なところかなぁ・・・
ただ、パンフに掲載されたそのほかの作品を見て、「國之楯」とともに小早川秋聲の作品全体を見に行きたいと思うようになり、今、いちばん気になる展覧会です。
・「和田誠展」初台・東京オペラシティ アートギャラリー 開催中~12/19(日)
wadamakototen.jp※ ある年代より上の方ですと「文芸春秋」の表紙のイラストレーターの方と言えば分かってもらえるでしょう。料理愛好家・平野レミさんの旦那さんでもあります。確か「新・美の巨人たち」だったかと思いますが、テレビでその作品を拝見するにつけ、とっても気になり始めました。東京オペラシティも好きな場所ですので、見に行ければなぁと思っています。
(2) 先月見てきた展覧会から
①現在、開催中
・「速水御舟と吉田善彦 -師弟による超絶技巧の競演-」恵比寿(広尾)・山種美術館 開催中~11/7(日) ※日時予約優先
【開館55周年記念特別展】 速水御舟と吉田善彦 ―師弟による超絶技巧の競演― - 山種美術館
※ 明日までです。速水御舟の重文「炎舞」の黒と炎、「名樹散椿」の金砂子の撒きつぶしはやっぱり実物を見るのが良い。吉田善彦の大仏殿や風景画なども良いです。
では、速水御舟の撮影可能だった作品から(私の姿かたちが映っちゃってますが^^;)
昆虫二題 上「葉蔭魔手」(よういんましゅ)、下「粧蛾舞戯」(しょうがぶぎ) 大正15年(御舟32歳の作品)
「粧蛾舞戯」は「炎舞」にも通じます。
来週末13日(土)からは「奥村土牛展」です。
・「川端龍子vs高橋龍太郎コレクション - 会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃-」大森・大田区立龍子記念館 開催中~11/7(日)
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi
※ これ、今回初めて紹介するのですが、すでに明日までです。川端龍子は「かわばたりゅうし」と読み、あの横山大観とも張り合ったという気骨ある日本画家。大作が多いです。高橋龍太郎さんは大田区ゆかりの現代アートコレクター。BS日テレで山田五郎さんが出ている「ぶらぶら美術・博物館」で取り上げられていた回を見て、面白そうだと思い、早速見に行きました。現代アートにも通じる龍子の大作と現代芸術家の作品を並べて展示しようという意欲的な展覧会で、とても見ごたえがありました。10:00、11:00、14:00から30分公開の龍子公園。龍子の家・アトリエを公開しています。龍子も作品にした「爆弾散華の池」は空襲で爆弾が落とされてできた池。作品と併せてみるのがおススメです。
こちらも撮影可能な作品から
川端 龍子「香炉峰」(こうおろほう) 1939年
ゼロ戦の機体が透けて風景が見える。龍子の独創性が発揮された作品
会田 誠「紐育空爆之図(戦争画RETURNS) 1996年
洛中洛外図のように描かれたニューヨークを攻撃するゼロ戦は加山又造の作品も髣髴とさせる描き方。この展覧会を監修された山下裕二先生曰く「複雑極まりない引用の織物」。テレビでは「将来の国宝」とも言われてましたねぇ。
・「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス モネ、ルノワールからマティス、シャガールまで」渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアム 開催中~11/23(火) ※土日祝・11/15~11/23は日時指定予約
www.bunkamura.co.jp※ こちらは今月23日までです。9月に行きましたので、先月の「通信」と併せてみていただけると幸いです。
・「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」府中・府中市美術館 開催中~11/28(日)
府中市美術館 開館20周年記念 動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり
※ 前期9/18(土)~10/24(日)、後期10/26(火)~11/28(日)
開館20周年記念だけあり、とっても力の入った展覧会でした。企画もおもしろく府中美術館さんお得意のテーマ。特に日本の動物画の展示が充実していたと思います。今は後期展示ですが、おすすめです。結構、展示作品が多いので、時間に余裕をもって見てみてください。芦雪の犬も応挙の犬も可愛いです。家光は天才?!
・「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」目黒・東京都庭園美術館 開催中~11/28(日) ※日時指定予約制www.teien-art-museum.ne.jp※ こういう絵がもっとも似合う東京都庭園美術館に行ってきました。
英国王立植物園「キューガーデン」はユネスコ世界遺産にも登録された世界最大級の植物園。研究機関でもある植物園から来たボタニカルアートです。シャーロット王妃の支援したウェッジウッド社の作品も多く展示されています。
・「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 - モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」東京(丸の内)・三菱一号館美術館 10/15(金)~2022/1/16(日)
mimt.jp※ 訪問した時は美術館前の庭のバラがきれいでした。
撮影可能なコーナーから、やっぱりこの一枚
クロード・モネ「睡蓮の池」 1907年
この部屋には、このほかにもコロー、クールベ、ピサロ、セザンヌ、ゴッホと展示されています。ほかの画家たちの作品含め良質な印象派展だと思います。ぜひ、見てみてください。
②すでに終了
・「没後160年記念 歌川国芳」原宿・太田記念美術館 開催中~10/24(日)
没後160年記念 歌川国芳 | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
※こちらはPART IIも見てきました。大迫力の三枚綴りの絵など、今の雑誌、劇画、はたまたは映画にも通じる国芳の作品。楽しめました。こちらも、以前紹介したブログをご参照いただけますと幸いです。
3. さいごに
今月はこのほかに、今月は東京以外の美術展から
・甲府:山梨県立美術館:シダネルとマルタン 最後の印象派(~2022/1/10(日))
山梨県立美術館 | YAMANASHI PREFECTURAL MUSEUM of ART
・千葉:千葉市美術館:福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧(~12/19(日))
・北浦和:埼玉県立近代美術館:大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!(11/16(火)~2022/1/16(日))
https://pref.spec.ed.jp/momas/
・館林:群馬県立舘林美術館:フランソワ・ポンポン展(11/23(火)~2022/1/26(水)
群馬県立館林美術館ホームページ Gunma Museum of Art,Tatebayashi
などもあります。まだまだ楽しみな美術展がいっぱいです。
東京から出たところでも、美術館を楽しみたいですね。
ということで、最後は関連リンクです。
PART Iですが国芳です。
先月に続けて巴水はこちらでも
先月に続けてポーラ美術館はこちらでも
オルセーのポンポン
アートはこちらもよろしくお願いします。
ということで、以上です。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
ではでは。
龍子公園の紅葉。秋深まりし画家の庭