こんばんは。
いよいよ、東京の桜もフィナーレを迎えようとしています。東京の平成最後の桜は、
上野から。
まずは駅をおりて、西洋美の前を通り抜けたあたり。
「舞姫」(まいひめ)という桜の品種です。日本花の会50周年記念で作出したとか・・・
上野ならではの桜の光景。ここから桜並木が続いていきます。ここは散り始めて、葉桜になりつつあるなぁという感じです。
花見の宴会の人、桜見物で散策している人、恐らく今日が今シーズンの最後の花見日和と、たくさんの人が集まっています。
ナイターの照明は正岡子規記念球場。今日も草野球をしていました。桜の下でのプレー。野球好きには、たまらなく楽しいでしょうね。(私は見るだけですが)
今日は桜並木の方には背を向けて、反対側のトーハク(東京国立博物館)の方へ。
トーハクには入らず、左に曲がって、さらに進みます。
旧因州池田屋敷表門(黒門)。因州池田家江戸屋敷の門で今の丸の内三丁目にあったものを移設。
桜もきれいでしたが、門の奥の柳の緑が柔らかく鮮やかでした。
そして、さらに進むと・・・
京成電鉄・旧博物館動物園駅。ここも桜がキレイです。1933年12月開業・1997年休業・2004年廃止。趣のある建物は鉄道施設初の「東京都選定歴史的建造物」になったそうです。駅としての役割は終えても、この辺のトーハク・藝大に囲まれたこの辺の雰囲気に合っているので、このまま、残してもらいたいものです。
そして、この駅を右に曲がったところが、今回の目的地。
今年2回目の黒田記念館です。(手が思いっきり写ってますね^^;)
本日(2019/4/7)が、特別室公開の最終日でしたので、見に来ました。
それでは、早速、記念館の中へ。
黒田清輝先生の胸像がお出迎えの展示室に入ります。
黒田清輝「花野」(はなの) 1907~1915年(明治40~大正4)
黒田清輝(1866~1924年)の生涯後半期に試みた大作で唯一の現存作品だそうです。
淡く明るく、師のコランの作風に近い感じがします。。
なお、今は、師であるラファエル・コランの作品も展示されています。
ラファエル・コラン「裸婦」1870年
ラファエル・コラン(1850~1916年)のパリ国立美術学校在学中の作だそうです。学生のころの色や形は比較的はっきりしていますが、この後の作品はもう少し明るく淡い色調・筆致です。(さっきの「花野」のような印象です)
そして、特別室へ。
1月にも記述しましたが、あらためてご紹介。1月の方が混んでいました。今日は比較的ゆっくり見られました。(1月は「美の巨人たち」で紹介した後だったからかもしれません)
「智・感・情」(1899年)
「湖畔」(1897年)
「舞妓」(1893年)
「読書」(1891年)
そして黒田記念館をあとに。
ちなみに、黒田記念館の特別室以外は普段も開室しています。写真の桜の左の方には上島珈琲店もあります。上野に来られた際は、お茶して黒田記念館を見るというのもいかがでしょう。(ここから谷根千の谷中の方にも抜けられます)
前回(2019年1月)に行った黒田記念館の報告です。
桜の季節、ほんと気分も良く、いろいろと出かけたくなる季節ですよね。今年もいろいろと行ってみました。
今年の桜、フィナーレ!なんて書きましたが、まだ、咲いているところありますよね。東京の都心はそろそろ終わりですが、全国で見れば、これから開花・満開になるところも多くあると思います。
今年は桜の季節が長いように感じます。暖かかったり、寒かったりしましたからね。
平成最後の桜。桜にも移り変わることへの名残惜しさがあるのかなぁ、それとも季節がチョッと気をまわして長めにしてくれたのかなぁ、なんて思ったりします。
移り行く季節に移り行く時代の記憶を重ね、あともう少し、この華やいだ季節を味わえればなぁ、と思います。
今回も、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
最後は、住んでいるマンションの広場に咲く桜です。
まだまだ満開。今年は、もう少し、楽しめそうです。
ではでは。