今日も、梅雨空が続きますね。暑くないのは良いですが、やっぱり晴れの日もほしいですね^_^
さて、もう一週間が経ってしまいましたが、野間記念館に行ってきたので、レポートします。
[展覧会概要]
・名称:近代日本の洋画
http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp
・場所:講談社野間記念館(私は目白駅から歩きました。雨の中、ゆっくり歩いたので20分弱でしょうか。目白駅、新宿駅西口からもバスがあって「ホテル椿山荘東京前」のバス停のすぐ側です。椿山荘のすぐ隣なので、椿山荘に入って行かないように^_^;)
・会期:2018/5/26(土)~7/16(月・祝)
・訪問時間:6/10(日) 15:30頃 雨
・料金:500円(大人) ワンコインで入れるのはスゴく良い!
・混雑状況:混雑していません。ゆっくり見られます。
・写真撮影:展示室内はNG
・美術館メモ:野間記念館さんは、講談社の創業者・野間清治さんの大正から昭和初期のコレクションが中心とのこと。さすが、出版社らしく雑誌の表紙や特集、付録の絵もあり、歴史的にも当時の時代をうかがい知ることのできる貴重な史料であると思いました。受付にちょっとした美術館グッズのお店もあり、絵葉書や一筆箋なども買えます。
こちらには、今回、初めて来ました。入り口を入って行くと庭園のようになっていて、その先にあまり大きくないですが、すっきりしたきれいな白い建物があり、そこが美術館です。
展示スペースはこじんまりとした、6-8畳くらいに部屋が4部屋です。最初の部屋は、黒田清輝、中村彝、藤島武二など、近代洋画を代表する画家の絵が並びます。この日は中村屋サロン美術館で中村彝の少女を見て、ここで自画像を見てと今まであまり触れていなかった画家に触れられたと思います。中村彝の人物画は人に生気があるというか、力強さを感じて、魅了されました。この他は岡田三郎助の女性画、中澤弘光の同じく女性画から風景画と続きます。中でも、私は山本森之助の風景画が好きでした。中澤弘光の日の出の絵も良かったけど、山本森之助の「波」の描写が、画面いっぱいに波が寄せるところを俯瞰的視点から描かれて、印象に残りました。
2つ目の部屋は、少し時代が下がり、里山の風景画が多かったです。(この部屋は私的にこれといった印象が弱かったかも。完全趣味の世界ですが)
3つ目の部屋は花の絵が印象的で、武者小路実篤の花の絵や色紙が印象に残りました。絵に言葉も添えられていて、それを見るのも面白いかも。こういうコレクションも出版社ならではなのでしょうか。
4つ目の部屋は雑誌キングの表紙や付録などが展示されています。表紙を藤島武二等が描いていて、当時の雑誌は本当に贅沢な作りだなぁと思いました。未来になれば今の雑誌の表紙も絵画的価値が高まっているかもしれませんね。
近くには椿山荘、永世文庫、熊本の肥後細川庭園、カトリック東京カテドラル関口協会とあり、散策するにもうってつけの環境。ちょっと寄り道して入るのも良いですね。この日、帰りは早稲田まで歩いて帰りました。
今度は天気の良い時に行って見よう!