今日も暑かったですね。今日は、久々(と言っても二週間ぶり?!)で、また、美術展に行きましたので、レポートです。
[概要]
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
・場所:山種美術館(恵比寿駅から10分ちょっと。表参道に向かって駒沢通りの坂を上ったところ。渋谷、恵比寿からバスもありますが、私はいつも恵比寿から歩きます)
・会期:2018/5/12(土)~7/8(日)
あと一週間です。急いで。
・訪問時間:7/1(日) 12:30頃 快晴 1時間ほど滞在
・料金:1,200円(大人)
・混雑状況:それなりに混んでいます。でも、見るには、十分ゆっくり見られます。
・写真撮影:修復後、初お目見えの伝 俵屋宗達(俵屋宗達作と伝えられる)「槙楓図」のみ撮影可能です。
・美術館メモ:山種美術館さんは、日本画(近代中心)展覧会の老舗的な存在で、今回も、コレクション含めいろいろな作品を鑑賞できます。展示室はB1Fで、1時間程度で見られる程よい広さです。一階はレストランになっており、展覧会の作品をモチーフにした甘味などのメニューがあります。(私はまだ寄ってませんが)
・行くきっかけ:先週、日曜美術館アートシーンで紹介があったので、見てみたいと思いました。あと、午後にフジコ・ヘミングさんのコンサートがあり、その前に行ってみようと思ったのも、行くことを後押ししたかも。
本展覧会は、宗達、光琳、抱一のいわゆる琳派の代表選手の絵のみならず、その後の近代日本画で影響を受けた画家の絵、更には現代のクリエイターの作品まで展示されています。ただ、琳派の画家の絵を展示するだけではなく、その後の近代・現代の画家に続く系譜まで展示されているのが、企画として面白く、日本画に強い山種美術館さんならではの展覧会だと思います。個人的には、
・酒井抱一:糸桜図
・鈴木其一:四季花鳥図
など、好きでしたが近代の
・菱田春草:月四題
や奥村土牛、福田平八郎なども印象的です。中でも
・速水御舟:翠苔緑芝
は丁寧で独特な金泥の塗り方や紫陽花などの描き方、緑の色鮮やかさに目を引かれます。(私は結構、御舟が好きかも)
更に、
・加山又蔵:華扇屏風図
も黒みがかった銀に琳派の扇絵をモチーフとした屏風絵となっており、現代まで琳派の流れが脈々と続いていることがうかがえる作品となっています。
琳派を現代にまで繋がる日本画の大きな潮流として感じることのできる興味深い展覧会です。会期末まで短いですが、是非見てみてください。
なお、今回は展覧会図録の小冊子版(1,080円)と御舟の翠苔緑芝の大判絵葉書(150円×2枚)を購入しました!
ちなみに、次回展覧会「水を描く」の前売り(1,000円のチケットが800円)も購入したので、また山種さんに行ってきます!