こんばんは。
私は旅行が好きです。旅は人生を上質なものに昇華してくれます。
今日は、ある遺構に注目してみました。
さて、関西二日目。古都の周りを回る。
清水寺では今年の漢字「令」が選ばれました。が、清水寺に向かうこともなく、今日、最初に向かったのは奈良
室生寺
です。
京都から約2時間。近鉄とバスを乗り継いで古都・奈良のさらに奥深くへ。「女人高野」で知られるそのお寺は清流の奥深くの森に包まれ静かに佇んでいました。
奈良時代末期、山部親王(後の桓武天皇)の病気平癒を祈願を契機に建立されたお寺とのこと。
この地で見たかったのは
国宝・五重塔
総高16.1mは屋外に建つ五重塔では、最小とのこと。その可憐な姿に、すっかり魅了されました。美しくも「可愛らしい」その姿。他の五重塔にはない「優しさ」を感じます。
室生寺では、普段とは違うゆっくりとした時間の流れ感じることができました。
(こちらは金堂(国宝)です)
さて、次に訪れたのは近鉄で2駅。花の御寺
長谷寺
長い登廊を登り、本堂に向かいます。
本堂は清水寺と同じ舞台造
国宝「大悲閣」
長谷の舞台からの眺めもとても清々しいものでした。
ちなみに長谷の五重塔はこちら。
昭和29年、戦後初めて建てられた「昭和の名塔」とのこと。こちらも優美な姿でしたが、室生寺に比べると少し大人っぽい感じでしょうか。
室生寺、長谷寺と「大和四寺」を回った後は、再び京都へ。
こちらは平安京の入り口
東寺
東寺のシンボルと言えば、
国宝・五重塔
東寺は、まだ紅葉が残ってました。
こちらの五重塔は総高55m。その姿は、まさに「勇壮」
醍醐寺の五重塔も含め、同じ五重塔でもその姿は全く異なります。それぞれ、古の人のいろいろな想いが、それぞれに込められ今に伝わる。鑑賞する者として、興味は尽きません。
これまで見た中では、室生寺のそれが印象に残りますが、またこの先、自分の気持ちが変わると、見にいきたい塔も変わってくるのでしょうね。
さて、東寺のもう一つのお目当ては
講堂・立体曼陀羅
今年、東京国立博物館で見ましたが、展示とは違う実際の姿を目の当たりにしてきました。
この扉の向こうに空海の密教の世界が展開されています。(でも、撮影禁止なので、ここまでで^_^;)
金堂の薬師三尊もとても雄大で厳かな姿。見所満載です。
東寺からホテルへの帰り。本日もだいぶ歩き疲れたので、チョッと一息。京都駅の辻利さんで
抹茶ソフト。濃いお茶の風味にほどよい甘さ。癒されました。
そして、旅のお楽しみ。今晩の一杯は
接方来 京都タワー店さん
京野菜を中心としたお料理のお店。
いつもどおり、まずはビール
そして、私が京都でいちばん食べたかった一品
生麩!
田楽で。この柔らかい食感、優しさお味。東京では、なかなか食べられないんですよねぇ。
さらに旬の野菜で
蕪ステーキ
ステーキというより、煮込みに餡掛け。口の中で溶けます。蕪ってこんなに美味しいんだ。
続いて、海老芋と海老の揚げ出し
海老芋も口で溶けます。里芋と同じ⁈くらいにしか思ってなかったのですが全然、別物。野菜系の料理だけで、こんなに満足できるとは。東京ではなかなか味わえない料理に大満足の夜でした。
ということで二日目も無事終了!
今回もここまでお読みいただき、ありがとうございました。
明日の関西三日目は、また京都の周りを回ります。明日の朝は、結構冷え込む模様。体調には気をつけて、残り二日を愉しみたいと思います。みなさまも風邪などひかれないように。
それでは、今日はこの辺で。ではでは。