よろコンです。
今日8/15の東京は雨
今までの猛暑が嘘のような涼しさ。とても過ごしやすい一日です。
そして、昨日8/14も雨
蒸してはいましたが、それでも幾分過ごしやすい一日でした。
そんな中、東京初公開のあるお姿を見に上野まで
雨の上野駅、霞むスカイツリー
目指すは東京国立博物館
今回、お目にかかりたかったそのお姿とは
特別展 国宝 聖林寺十一面観音
三輪山信仰のみほとけ
【開催概要】
・会場:東京国立博物館・本館5号室(本館入り口正面階段左側から入ります)
・期間:2021/6/22(火)~9/12(日) ※ 月曜日休館
・時間:9:30 ~ 17:00 前日までの事前予約制。若干当日券販売あり
・チケット:前売日時指定1400円(事前予約で購入した場合、適用)、当日1500円
※ 博物館の常設展も鑑賞できます。同時開催の聖徳太子展は別途チケットが必要です
・撮影:NGです(常設展は撮影可能な作品も多数あります)
・サイト:
(展覧会サイト)
(博物館サイト)
奈良県桜井市の聖林寺(しょうりんじ)
国宝十一面観音菩薩立像は8世紀後半の木心乾漆造
かつては三輪山を御神体とする大神神社(おおみわじんじゃ)境内にありました大神寺、のちの大御輪寺(だいごりんじ)に安置されていました。
奈良時代以降のかつての日本では、神仏習合(しんぶつしゅうごう・神道と仏教を同化する考え方)、さらに進めて本地垂迹(神の本地は仏であり、仏が垂迹して神として現れる)という考えがありました。そんな当時の日本では神・仏の同居は自然なものだったのかもしれません。
しかしながら、明治の「神仏分離」により観音像は聖林寺に移されてしまいます。本展ではこの時に別れてしまった地蔵菩薩立像(国宝、奈良・法隆寺)、日光月光菩薩像(奈良・正暦寺)も約150年ぶりの再会を果たします。
こちらの観音様はそのお姿がとにかく美しい。こちらを見据える視線、小顔で胸は厚く、腰はくびれ、均整の取れたプロポーション。柔らかな手の動き。個人的には親しみというよりは、むしろ威厳を感じるお姿だと思います。
また、博物館で仏像を見る醍醐味、普段は見ることのできない背面を含め360度の角度から鑑賞が可能。どこから見ても隙のない美しい姿に感嘆しました。
この後は久しぶりにゆっくりと本館の常設展を見て回りました。
こちらの観音様もいらっしゃったと言う大神神社
昨年の初冬、まだ心持ち紅葉も残る頃に訪問してきました。
大神神社
関西空港からレンタカーを借りて真っ先に向かった大神神社
到着してまず、その大鳥居の大きさに驚かされました。
境内にはまだ紅葉も残っていました。
日本最古の神社にして大和之国一之宮
三輪山を御神体とした自然信仰
その昔、出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が国造りを成就するため自ら三輪山に祀られることを望んだという神話が記紀に伝えられるとか
大物主大神は国造りの神であり、あらゆる産業の神であり、薬・治病の神であり、酒造りの神。これからも健康にお酒が飲めることをお願いしたような
こちらの御神体である三輪山は登拝することができます。
(現在8/15時点では入山禁止のよう。詳細はこちらをご確認ください
このとき訪問した目的がこの登拝
御神体ですので、中での写真撮影は禁止です。
初めてでしたので、上って、降りて1時間40分くらいでした。
かなり急な坂や岩場、木の根をよけながら歩くところもあり、かなりきつかったと記憶しています。でも、またいつか上りたいとも思っています。
本格的登山のような重装備は不要でしょうが、山歩きに適した動きやすい服や滑りにくい靴を選んで行かれた方が良いかと思います。
昼過ぎ、参拝を終えて参道の「そうめん處 森正」さんで昼食
名物の三輪そうめんの太そうめん(1000円)に柿の葉寿司(5ケ750円)
疲れた体にとてもおいしくいただきました。さすがの名物。そうめん、とてもおいしいです。ごちそうさまでした。
次に奈良に来るときは、ぜひとも聖林寺も回りたいと思います。
(この時は、行ってなかったので)
・・・
本日、8/15は日本が決して忘れてはならない日
今を振り返り見ると
毎年降りつける未曽有の豪雨
隣り合わせの災害の恐怖
いつまでも終わらないウィルスの猛威
私自身は何事もなく過ごせていることに感謝しなくてはいけません。
そして、今、いろいろな渦中におられる方には心よりお見舞い申し上げ、早く状況が改善することを願ってやみません。
そして、安寧な日が続くことを祈りたいと思います。
本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
健やかなる日が続きますように
ではでは。
(大和の朝、山から湧きたつような雲、いにしえに思いを馳せて)