よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

うちのお猫様

うちには、かわいい猫がいます。猫を飼っている人は、うちの猫は世界一かわいい、と思っているのではないかと思ってますが、私もそのうちの一人です。(みんな、思ってないかなぁ・・・思ってますよねぇ)

私は40歳を超えるまで、猫どころか、ペットを飼ったことがありません。

自分の家が全然ペットを飼わない家(理由は「死んだら可哀そう」)だったからかもしれません。大人になってからもペットを飼うという発想はなく、むしろ「飼わない」と思っていました。

ところが、今から4年くらい前ですかね。妻のお母さまのそのまたお友達が、公園にかわいい子猫がいたので、連れて帰ってきた(要は野良猫ということですが)とのことで、妻の希望もあり、家で飼うことにしました。このときの私は妻の熱意に押され、正直、しぶしぶ承諾したという感じです。

ついに家に子猫が来る日がきました。車で妻の実家に迎えに行き、まだ怖がっている彼女を猫用のケースに入れ、車に乗せ、帰途につきました。ところが、この日は、運悪く帰りの高速道路で事故があり、一部通行止め。仕方なく事故の影響と夕方の帰りの時間帯で大渋滞の下道におりて、普段であれば、1時間半程度で帰れるところ、なんと5時間もかけて帰ってきました。帰るまでの彼女の騒ぎようといったら、もう大変なもので、ケースに頭突きをする、大きな声で泣き叫ぶ、本当に全力で逃げ出して、生きのびようとしていることが、ヒシヒシと伝わってきました。運転しながらも、なんだか誘拐しているような罪悪感を感じたのを覚えています。(どこに連れていかれるかも分からない、何をされるかも分からない。本当に不安だったんだろうなと思います)

やっと家に帰ってケースから出してあげて、前もって準備していた猫が中に入れるクッションに入れて、その日は寝ました。

次の日、起きてみると、小さな子猫ちゃんは見当たりません。あちらこちら探しているとかすかに声が聞こえます。よく見ると、自分が寝ているベッドの下に隠れていました。この後、しばらくはここが彼女のお気に入りの場所となり、仕事から帰っても、なかなか出てきてくれない日が続きました。

そんな彼女もこの四年間で大きく成長。声が大きいこと、怖がりなところ(あっ、ゴメン。慎重なんだよね)など、家に来た時と変わらないこともありますが、今では家のどこでも自由に闊歩し、好きなところに寝て、誰が見ても我が家の頂点に君臨する「お猫様」になっています。最初はしぶしぶだった私も今では、お猫様のいない生活は考えられません。本当に、よく我が家に来てくれたなぁと思います。ありがとう!

f:id:YoroCon:20180517010549j:plain

 

  彼女がここに来たのは5月末。今くらいの時期になると、車の中で大きな声で、懸命に生きようとしていた彼女のことが思い出されます。また、来年も同じように思い出すのかなぁと思うと、少し苦笑いが出る感じです。

いつか、うちに来て良かったと思ってくれると嬉しいですね。