こんばんは。
今日は、上野・東京藝術大学大学美術館で開催中の
「円山応挙から近代京都画壇へ」
の「Short Report」です。展示替えがあり、現在展示中の前期が9/1(日)まで。大展示替えの後期が9/3(水)から。ということで、前期終了まで間もないので、少し紹介させていただきます。
【目次】
1. 概要
・江戸の京都に彗星のごとく現れた円山応挙。写生による新しい画風。その後を追う呉春らの四条派。その流れは竹内栖鳳や上村松園へと・・・
そんな、円山応挙から連なる京都画壇の画家たちの作品が一堂に会した展覧会です。
・開催期間:開催中~2019/9/29(日)(展示替えあり。前期~9/1(日)、後期9/3(火)~)
・開館時間:10:00~17:00(入館は30分前)、ナイトミュージアムはありません。
・休館日:月曜日。ただし祝日・振替休日の場合、翌火曜日に振り替え
・チケット:大人1,500、大学・高校1,000、中学生以下無料
・訪問時の混雑状況:8/12(月) 14:30頃到着。会場は人はいますが、目立った混雑はありません。ゆっくり見られます。
・Tip:図録は2,450円(税別)でした。ミュージアムカフェはホテル オークラです。
・URL:
(展覧会専用)
(大学美術館トップ)
東京藝術大学大学美術館 The University Art Museum, Tokyo University of the Arts
(パンフレット)
2. 構成
展覧会の構成は・・・
・すべては応挙にはじまる。
・孔雀、虎、犬。命を描く。
・山、川、滝。自然を写す。
・美人、仙人。物語を紡ぐ。
会場マップはこんな感じです。
まずは、3階の展示室に入ると「応挙寺」こと兵庫県・大乗寺の襖絵が再現されています。いきなりクライマックスの作品に出会えます。パンフレットの絵はこの襖絵。応挙の「松に孔雀図」(一部)です。本展は大幅展示替えがありますが、この襖絵は通期展示です。
そして、実際の風景や動物や植物を「写生」することを本分とした応挙とその弟子、また、応挙の後を追い続けた画家たちの作品が並びます。華麗な孔雀、迫力の虎、愛くるしい子犬。いろいろな命と出会えます。
後半は風景や人物を取り上げたエリアです。応挙のやさしい美人画も展示され、この流れが上村松園へと続きます。
3. Short Report
まずは、応挙の襖絵に注目ですが、本展覧会では応挙のみならず、与謝蕪村、呉春、長澤芦雪、岸竹堂、竹内栖鳳、上村松園と多数の画家の作品で構成されています。
その中で、いくつか紹介しますと・・・
円山応挙「写生図巻(乙巻)」から一部 1770-72年(明和7~安政元)
円山応挙が描いた写生の「お手本」といえる作品。
長沢芦雪「牡丹孔雀図」江戸時代中期
「奇想の系譜」芦雪の描く、鮮やかな孔雀。牡丹も美しく、いろいろな鳥たちが画面を彩る華やかな作品です。
円山応挙「江口君図」 1794年(寛政6)
ということで、簡単ながらご報告まで。
今回、大幅展示替えということでペアチケットを購入し、後期も見に行く予定です。
前期は事前調整がうまくいかず、後ろの予定が詰まっていたため、かなり駆け足で見てしまいました。(50分弱くらいでしょうか)
ちょっと、もったいないことをしてしまいましたので、後期はゆっくり見てきたいと思います。また、後期を見ましたら、もう少し詳細な情報をお伝えできればと思います。
なお、本展覧会は以下のとおり巡回します。
【巡回情報】
2019/11/2(土)から12/15(日) 京都国立近代美術館
以上です。本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。