よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

美術展:「プーシキン美術館展」@東京都立美術館に行ってみました(2018/5/11)

この日は天気も良く、昼間は秩父宮ラグビー場でスーパーラグビーを観戦し、その後、神宮前のパスタ屋さんで昼食をとって、さらに千駄ヶ谷から上野に移動して東京都立美術館の「プーシキン美術館展-旅するフランス風景画」(4/14-7/8)を見に行きました。

この日は、15:30から1.5h強、鑑賞しましたが、会期末まで、まだ間もありますので、そんなに混んでいるということはなく(人が少ないというわけではないです。適度な感じです)、ゆっくり見ることができました。

 

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今年は(今年も?)、都立美術館に来る機会が多く、年始にゴッホ展、春先にブリューゲル展とみて、今回はプーシキン展です。いつもは一人で展覧会に来ることが多いのですが、今回は珍しく夫婦で鑑賞しました。(私もですが妻がフランス大好きなので、来てくれたというところでしょうか)

プーシキン展は何回か開催されているかと思いますが、私は地方に勤務していたこともあり、来ることができていませんでした。なので、とても楽しみにしていた展覧会の一つです。今回の目玉の一つはモネの「草上の昼食」で日本初公開とのことですが、必ずしも印象派に偏った内容ではありませんでした。(印象派を目的にすると少し物足りないかもしれません)

東京都立美術館は3階構成ですが、まず1階を見ると、近代風景画の源流ということで、最初の方の展示はフランス風景がという感じではないかなぁと思います。(個人的に)1階の後半はコローやクールベなどの展示があり、フランス風景がらしくなってきたと思います。

2階の特に前半はパリ市街をテーマにした風景画が多く、妻も私もこのエリアが好きでした。私は特にNo.32 エドゥアール=レオン・コルテス「夜のパリ」が好きでした。残念ながら絵葉書になっていなかったのでNo.30ジャン=フランソワ・ラファエル「サン=ミッシェル大通り」の絵葉書を買いました。あとはルノワールの「庭にて、ムーラン・ド・ギャレットの木陰」も絵葉書をチョイスしました。

2階の後半は、パリ郊外をテーマに今回の目玉のモネ「草上の昼食」があり、「白い水連」などの絵があります。妻はNo.37モネ「陽だまりのライラック」を気に入っていました。ピンクがやさしい感じで愛らしい絵だと思います。個人的にはシスレーが好きなので、数点シスレーがあったのが良かったです。

3階はさらにパリ郊外の絵となり、パリを飛び出した風景画(創作?)もあります。この会は時代も下ってきますが、セザンヌのサント=ヴィクトアール山の書いた時期の違う絵が2枚あるとことなどが比較して見られて面白いところでしょうか。あと、写真にもあるルソーはこれだけですが、ルソーの絵は、やはり元祖ヘタウマな感じで、どことなくですが、でも強烈に引きつけられてしまうなぁ、と思います。なんなんでしょうか、この魅力って。この階ではナビ派のドニのNo.62「ポリフェモス」の絵葉書を購入しました。ドニの絵も、若いころは好きではなかったのですが、年を取ってから何だか気になる画家で、色遣いや構図など開放感を感じてしまう絵で、思わず絵葉書購入となりました。(2013年秋に旅行でフランス・パリ郊外のサン=ジェルマン=アン=レーのモーリス・ドニ美術館に行ったのも、ドニが好きになったことに少なからず影響していますね)

 

※ 私は、気に入った絵は絵葉書を購入するようにしています。カタログも良いのですが、行ったすべての展覧会で購入するには少しお金もかかりますし、結構、あとから見ないもので、絵葉書のほうが見ることが多いので、このスタイルにしています。

 

  本展覧会は時代、場所等含め、フランスの風景画を幅広く集めていると思います。印象派やフォービズムに特化するような展覧会ではないですが、フランスのパリから中心に拡散してフランス風景画テーマにいろいろな時代・画家の絵を集めている展覧会です。アラカルト的にいろいろなフランス絵画を見たいという方にはお勧めだと思います。

 

 ※ 次は東京都庭園美術館アールデコ&フランスの絵本の展覧会、損保ジャパンのターナー、汐留のジョルジュブラック展のどれかを見に行こうかと画策中です。