よろコンです。
私は落語が好きで、たまに寄席に行きます。
最近は、落語好きがさらに高じて講談も聴くようになりました。最初に聞いたのは鈴本での宝井琴調先生。さらに、神田伯山先生のラジオ「問わず語りの神田伯山」を聴くようになり、寄席で伯山先生の高座を生で見て、もっとハマっていきました。
そして、今回はついに浪曲の世界へと飛び立ちます！
ということで、今回もしばしお付き合いください。
今日は10月11日(土)に見て来たこちらの会です。
玉川太福・神田伯山・一龍齋貞鏡 三人会 ～講談と浪曲の会～ @ 中央会館「銀座ブロッサム」
13:00開演です。
銀座線の銀座駅を降りて三越から外へ。
(ドンペリの村上隆限定ギフトボックス。もちろん買えません^^;)
花山うどん 銀座店の前を通ったので、まだ食べたことのない「鬼ひも川」を食べたいと思ったのですが、案の定、外まで並んでいて、仕方なく途中のコンビニでちょっと腹ごしらえして会場の銀座ブロッサムに。(もっと早く余裕をもって出てくれば良かったのですが、前の日が会社の飲み会で早く起きれませんでした^^;)
この日の演目です。(公演後の張り出し)
開口一番は神田伯山先生の一番弟子、梅之丞(うめのじょう)さん
爽やかな語り口で宮本武蔵、尾張名古屋での逸話。笑いもあり、会場も温まります。
次は玉川太福先生の浪曲。浪曲の三味線を弾く「曲師(きょくし)」。103歳にして現役最高齢の曲師・玉川祐子先生のお話。祐子先生は編み物も得意。太福先生の娘さんのセーターを編んでくれるのですが、いつも少し小さい・・・というお話し。
浪曲を生で聴いたのは今年9月の新宿末廣亭、三遊亭円楽襲名興行。同じく太福先生。浪曲独特の節回しで盛り上げる。確かに話に「浪」が生まれます。これまで、聴く機会もほとんどなく、聴こうとも思わなかったのですが、聴いてみるととてもおもしろい。今年開いた新しい世界への扉です。
さて、次は一龍齋貞鏡先生の講談。演目は「忠僕直助」。播州赤穂・浅野内匠頭の家来・岡島八十右衛門。さらにその家来・直助が、主人である岡島八十右衛門のために刀鍛冶になり、主人に自作の刀を贈り、忠義を果たすというお話。その刀が忠臣蔵の討ち入りで使われたとか。貞鏡先生の高座は今回で二回目ですが、大熱演で話にググっと引き込まれました。
中入り後は神田伯山先生。「五貫裁き」は落語にもある演目。大岡越前の守の名裁きが題材。話に出てくる徳力屋は今の徳力本店で貴金属地金などを取り扱う会社とのこと。話の中の滑稽なやり取りが笑いを誘い、とっても面白かったです。
そしてトリは再び玉川太福先生。この日は太福先生がいちばんの先輩ということで二席演じられました。「松阪城の月」は元が講談の演目「名月若松城」。伊勢松阪城の城主・蒲生氏郷(後の若松城の城主)と家来・西村権四郎との逸話。名君、でも少し(だいぶ)酒癖の悪い氏郷と曲がったことは大嫌いな家来の権四郎。一度は袂を分かつも再び絆を深める物語。浪曲の節回しは講談とは違った盛り上がりで、とっても新鮮な感覚で楽しめました。
私は昔から古典落語が好きでした。でもそれ以外は・・・新作落語を遠ざけ、女流落語家さんもチョッと馴染めず、講談、浪曲にいたってはまったく目に入りませんでした。
ところが寄席に行くようになり、林家彦いち師匠の新作落語で心の壁がなくなり、蝶花楼桃花師匠で女流落語家の面白さに目覚め、宝井琴調先生の高座から神田伯山先生のラジオで講談に惹かれ、ついこの前の円楽師匠襲名興行で見た太福先生の浪曲から、新しい扉が開かれました。いずれもたまたま見たのが出発点でした。
寄席を起点に、どんどん興味の幅が広がってきているなぁと思います。また、幅広く、こういう会に来てみたいと思います。
ちなみに三人会はそれぞれが二席でトリを務めるまで開かれると思いますので、またチケットが取れたら、来ようと思います。次のトリは伯山先生かな？(先輩の順で。チケット、手に入らなさそう・・・)
ということで、この後、展覧会を見て、とあるお店で中華でも食べて帰ろうと思ったのですが、残念ながらお店はお休み。すごすごと家に帰って一人晩酌しました。でも、美味しかったです。(良い一日でした)
ということで、今回は以上です。また、何か見たら書きたいと思います。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。
ではでは
(今日の話は、これにてお開きでございます)
