よろコンです。
3月。週末から少し暖かい日が続いてます。春近し、かな?
さて、今日は、そんな春とは関係なく、まだまだ寒かった2/13日曜日。
晴れていたら別の場所に行こうかとも思っていましたが、あいにくの雨でしたので、こちらの展覧会に来ました。雨で良かったぁ。
特別展 ポンペイ@東京国立博物館 平成館
【開催概要】
・開催期間:2022/1/14(金)~4/3(日)
・開館時間:9:30~17:00
・休館日:月曜日、3/22(火) (ただし3/21(月・祝)、3/28(月)は開館)
・チケット:一般2100円、大学生1300円、高校生900円
・日時指定事前予約推奨、ただし会場での当日購入も可能(私は当日買いました)
・写真撮影OK(ただしフラッシュ、三脚NG、動画もNG)
ということで、写真撮影OKだったので、今回は展覧会場で撮影した写真で簡単ながらこちらの展覧会をご紹介したいと思います。
月は替わってしまいましたが、先月のある"問い"の答え合わせも!
さてさて、雨の中、トーハクさん(東京国立博物館)に向かいます。
(チューリップがきれい)
会場はトーハク平成館
館の中は
二階に上がって、
さらに会場に入っていきます。
ポンペイはイタリア・ナポリ近くの古代ローマ帝国の都市
紀元後(AD)79年、ナポリ近郊のヴェスヴィオ火山が大噴火
その火山噴出物が「あっ!」という間にポンペイの街を包み込みます。
一万人ほどの人口を擁したポンペイの街。一瞬にして火山灰の「タイムカプセル」へと閉じ込められます・・・
その後、長い年月が経ち18世紀。
1748年、ポンペイの発掘が開始されます。
「タイムカプセル」のふたが開けられ、中から出てきた古代都市
2000年近く前の街の様子、人々の暮らしが次々と甦ります。
今回は多くの出土品が収められているナポリ国立考古学博物館からの貴重な資料を見ることができる貴重な展覧会となっています。トーハクならでは再現展示も必見です。
と言いつつ、ポンペイのことはあまり知りませんが、いつもの通り、気になるものをご紹介。早速、古代都市散策に出かけましょう!
邸宅の前の水盤に設置されていた「ビキニのウェヌス」
ウェヌスはビーナス。サンダルを脱ぐ姿、金色のビキニ。2000年近くも前のものとは思えません。
「辻音楽師」
今回のポスターやパンフのメインとしても使われています。
この動き、色、表現、やはり2000年も前の作品とは思えない新しさ
「テーブル天板」(通称:メメント・モリ)
「メメント・モリ」=「死を忘れるな」
死は誰にでもどんな階層の人にも訪れることを意識していたローマ人
髑髏の左は富と権力、右は貧困を表しているとか
死を前にしては誰もが平等
そして、ポンペイが火山灰に包まれたタイムカプセルであったことが一目で分かる資料
パン、干しブドウ
食べ物がそのままの形で残されています。一体、どんな味だったのでしょう?
第二会場入り口の動画。ヴェスヴィオ火山とポンペイの街
ここから再現展示が多くなります。
ファウヌスの家、談話室の床。再現された「アレクサンドロス大王」
アケメネス朝ペルシャのダレイオス三世を敗走させるシーン
手前の馬に乗る銀の鎧をつけた騎士がアレクサンドロス大王、奥の金の兜をかぶるのがダレイオス三世
さぁ、それではいよいよ答え合わせです。
問い:この絵の意味は何でしょう?
・・・答え:「猛犬注意」
住宅の訪問者に番犬がいることを知らせるためのモザイク絵。お洒落な目印ですよね。
ちなみに、こちらも、猛犬注意
床に描かれていたとか。
ちなみにこちらは「ネコとカモ」
猛犬とは関係ありません(^^;)
そしてヘレニズム彫刻の傑作
「踊るファウヌス」
ファウヌスは牧神。ただサテュロスとも同一視されていたとか。サテュロスは酒の神デュオニュソスに従う山野の精。
ポンペイと言えば「デュオニュソスの秘儀」の赤い壁画があまりにも有名
酒の神、大事にされていたのですかねぇ。
それにしても見事な動きです。
今回、ポンペイの出土品を生で見て思うのは
・どの出土品も非常に保存状態が良い
・どの作品も現代の描かれた言ってもおかしくないほど表現が新しい
ということでした。人の表情、動物たち、その動き、どれをとっても「現代的」と感じられる豊かな表現でした。2000年の「歳の差」は感じなかったですね。それが何よりの驚きでした。
ちなみにこちらの展覧会は次の通り巡回します。
・京都会場:京都市京セラ美術館 2022/4/21-7/3
・宮城会場:宮城県美術館 2022/7/16-9/25
・福岡会場:九州国立博物館 2022/10/12-12/4
今年は一年、どこかでポンペイに出会えます。
近くに行かれたら、ぜひぜひ見てみてください。
それではさいごに関連リンクです。
"問い"を出したブログです。この後、食べに行きました。
この直前に見てきました。
宮城会場ではこちらも見たい
ということで、今回もここまでお読みいただき、ありがとうございます。
以上です。ではでは。
(「書字板と尖筆を持つ女性」(通称:サッフォー)
この顔、私よりも全然、現代っ子(^^;))