よろコンです。
今年最初の三連休も終わり、いよいよエンジン全開(古い)、活動本格化というところでしょうか?(もうすでに全開している?何をのんきなことを言っているのか?失礼しました・・・^^;)
さて、先週末から今週にかけ展覧会・映画に関するニュースが飛び込んできました。一つはちょっと残念、一つは歴史的快挙!のニュースです。
ちょっと残念な方は
【展覧会ニュース】
東京都美術館「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」開幕日延期
COVID-19の感染拡大の影響により、開催準備を予定通り行うことが困難になったとのこと。1/7から予定されていたチケット販売も延期に。最近のCOVID-19の急激な感染拡大の影響が出てしまい大変残念です。でも中止になったわけではありませんので、感染には十分注意をして開催のアナウンスを待ちたいと思います。
詳細はこちらから
では快挙の方は
【映画ニュース】
「ドライブ・マイ・カー」ゴールデングローブ賞(非英語映画賞)受賞
濱口竜介監督、西島秀俊主演。村上春樹の短編小説が原作のこの映画。日本映画では62年ぶりの快挙とのこと。カンヌ国際映画祭では脚本賞を受賞、そのほか多くの賞を受賞しており、今年のアカデミー賞への注目が高まりそうです。
昨年夏から急に映画を見出したにわかファンで、原作も読んだことないので、あまりたいそうなことは言えませんが、公開中の映画館もありますので、できれば見に行きたいと思います。
公式サイトはこちら
さてさて、長い前置きの後ですが、今回は1/4(火)に今年最初の年休をもらって見に行った2022年初の展覧会と映画の話です。展覧会は本日1/10まで、映画も都内では公開もあと少しなのですが、せっかく行ったので、少しご紹介したいと思います。
まずは展覧会です。
「生誕120周年記念 篁 牛人展 昭和水墨画壇の鬼才」@虎ノ門(溜池山王)・大倉集古館 2021/11/2-2022/1/10
明治・大正の実業家・大倉喜八郎が設立し、ホテルオークラ創業の喜七郎が発展させた大倉集古館での展覧会。
「篁 牛人」は「たかむら ぎゅうじん」と読みます。富山市出身。
はじめ図案家として活動するも、藤田嗣治、小杉放庵、ピカソなどに傾倒し、39歳ころから画業に専念。その技法は短い筆を麻紙にこすりつけ、たたきつけるように描いた「渇筆」(かっぴつ)という独特なもの。生活困窮から麻紙が変えず渇筆画が描けなかった時期があったり、酒を飲むか絵を描くかというような時期があったりと波乱万丈な人生を歩みますが、1965年、医師・森田和夫氏から多大な援助を受けると大作を中心に独自の水墨画の世界を作り上げます。(パンフレットの説明を参照)
渇筆による黒は光を吸い取ったかのような深さで、こすられた紙の表面は描かれたものの質感を表しているかのよう。一方、人肌の描き方はフジタの乳白色を思い起こさせるかのようで生々しささえ感じます。動物や人物の表情は漫画のような愛らしさがあるのも特徴的。本物を見てこそ、そのすごさが伝わる作品だと思いました。
残念ながら、こちらの展覧会は終わってしまいましたが、富山には篁牛人記念美術館もあるようですし、今後、また牛人の作品に触れられる機会があればと思います。
(関連リンク)
ちょっと話はそれますが、これまでこのブログで書いていた展覧会情報。これからはもう一つのブログの方にまとめることにしました。ということで、こちらの方もご参照いただけますと幸いです。
さて、展覧会の後は映画です。
「ローラとふたりの兄」@新宿武蔵野館
新宿駅からも新宿三丁目駅からも近いビルの3階にある映画館。
とてもきれいで、雰囲気の良い映画館でした。
こちらで見たのが
「ローラとふたりの兄」
フランス映画です。
ネタバレにならないよう、詳細は上記のリンクから見てみてください。
長男、次男と末っ子の妹。ふたりの兄はちょっと問題があって、末っ子の妹がしっかりしているという設定。この兄妹はケンカもするけど最後は強いきずなで結ばれている。
「家族も、人生も、ままならなくていとおしい。」
この映画では家族、夫婦、子どもに関してかなりシリアスなテーマが取り上げているように思います。個人的な感覚では、この映画の内容が日常として受け入れられるフランスはかなり進んだ考え方のようにも思います。(これは人それぞれの感じ方があるところかと)
そんな映画の内容を受け入れやすくしてくれているのは、この三人の兄妹の信頼関係にあるように思いました。けっこうビターだけどちょっとほほえましいという感じの映画でした。
さて、映画も終わり、帰宅。次の日からは仕事です。
その日については・・・
ということで、ここまでお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
(夜の新宿東口)