よろコンです。
今日は東京はとっても寒かったです。昼過ぎまで雨も降っていました。
そんな中、私は年休を取って、また、あちらこちら行ってきました。
忘れてしまわないうちに、今日の日をまとめます。
まず行ったのは・・・
SOMPO美術館@新宿
川瀬巴水展(~12/26まで)
昼ご飯を食べて出発。14:30前から鑑賞
5階、4階、3階と展示会場が分かれていて3階は写真撮影OKでした。
旅に生きた画家・川瀬巴水。「昭和の広重」「旅情詩人」などとも呼ばれます。
版元・渡邊庄三郎とともに歩んだ「新版画」の世界。
詩情あふれる巴水の美しく、どこか懐かしい世界が広がる展覧会でした。
撮影可能だった作品から
「尾道の朝」1940(昭和15)年
瀬戸内です。
「増上寺之雪」1953(昭和28年)
浮世絵技法を後世に残すため当時の文部省が巴水と深水に依頼して作成した一枚
「平泉金色堂」1957(昭和32)年
巴水の絶筆
雪の中歩く修行僧は巴水そのもの。永遠にまだ見ぬ「風景」を求めて
巴水ファンにはあのアップル・コンピュータ創業のスティーブ・ジョブがいます。
ジョブズが持っていたのと同じ富士
「山中湖の暁」1931(昭和6)年
でも、アップル一号機の宣伝の画面には・・・
巴水ではなく橋口五葉「髪梳ける女」
ここは巴水ではなかったんだぁ。
この展覧会は巴水が行った先々で描いた続き物の風景画が多いので、巴水と一緒に旅を回っているようです。ぜひとも、見てみてください。
さて、次は
パナソニック汐留美術館@汐留(新橋)
ブタペスト国立工芸美術館名品展(~12/19)
こちらの展覧会は写真撮影は下の撮影コーナーだけでした。
西洋の陶磁器に影響を与えた日本。まさに「ジャポニズム」です。
この展覧会ではヨーロッパの工芸の歩みの中でも特にジャポニズムの影響を受けた作品を集めて展示しているようでした。
釉薬ひとつをとっても、想定通り完璧な仕上がりを求めた西洋、様々な塗り方、掛け合わせによる偶発的な美をも求めた東洋・日本。そんな日本がいかに西洋に影響を与えていたかが分かる作品も多数展示されています。個人的にはティファニーの作品が良かったですね。
外は夜。月も出てきました。
そして最後は
サントリーホール@溜池山王
でのコンサート
アークヒルズはクリスマス
本日の公演です。
読売交響楽団
指揮:高関 健
ピアノ:小林 愛実
<プログラム>
モーツアルト:歌劇<イドメネオ>序曲
ショパン:ピアノ協奏曲第一番 ホ短調 作品11
プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 作品100
今日は何と言っても先日のショパンコンクールで第4位に入賞した小林 愛実さんの演奏がまずお目当てです。実は、もともと海外からピアニストが来ての演奏会の予定がCOVID-19の影響(オミクロン?)で代演が小林さんに。チケット、すぐに売り切れで、私もギリギリB席を購入できました。
B席はオーケストラを取り巻くように配置された席で私は舞台に向かって右側の2階席だったのですが、初めて座ってみると、指揮者の表情や動き、演奏者の表情が良く見えてオーケストラの中に混じって聞いているよう。全然悪くない。いや、むしろ良かったです。新鮮でした。
さて、小林さん。名前は知っていましたが、今回、聞くのは初めて。
情感たっぷりに演奏され、まさに引き込まれてしまうのですが、とにかく一つ一つの音がきれいでみずみずしいなぁ、と思いました。
指揮者界の知性派・高関さんも実は海外から来られない指揮者の代演。安定のタクトで"生きのいい"プロコフィエフの最高潮の交響曲を堪能できました。
ということで、本日はここで終了。
さいごに関連リンクです。
今年は巴水がらみの展覧会、多かったです。
ブダペストの絵画良かったです。
明日は仕事。お風呂に入ってもう寝ます。
本日も、お付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。
(サントリーホールのクリスマス)
(インターコンチのクリスマス)