よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

【コンサート】ベートーヴェン・交響曲第7番 他 by 読響(2020/7/21)

よろコンです。前回に続き、音楽の話、またベートーヴェンです。

 

  ただ、聴くのが好きなだけ、ということで、今回も大したことは書けませんが、少しばかりお付き合いいただけますと幸いです。

 

  さて、前回は日フィルのベートーヴェン「運命」のコンサートに行った話をしましたが、今回は、その前に行ったコンサートについて書きます。こちらも、凄い良かったぁ。

 

  ということで、今回のコンサートは、こちら

 

読売日本交響楽団 特別演奏会

(サントリーホール)

 指揮:小林研一郎

 曲目:

 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219 <トルコ風>

 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92

7/21(火) 19:00開演

です。

 

  ベートーヴェンの交響曲といえば、3番の「英雄」、5番の「運命」、6番の「田園」、そして9番の「合唱」が特に有名かと思いますが、ベートーヴェンファンならずも、クラシックファンの中で人気の高い交響曲が、この7番です。隠れた名曲。(隠れてない^^;)

 

  この7番にはちょっとした思い出が・・・

 

大学時代、ゼミの仲間数名と学食で食事をしていた時、ふとしたことからクラシックの話に。大学3、4年のころの私はショスタコーヴィチにはまっていて、CDなども買っている話をしました。この会話に、もう一人、クラシック好きな友人がいて、彼が好きだったのがこのベートーヴェンの交響曲7番でした。ベートーヴェン好きの間ではマニアが多く、この曲をいろいろな指揮者・オーケストラが演奏したバージョンでCDを買って聞き比べる人が多いという話でした。彼は7枚だったか持っているような話をしていました。(今みたいにサブスクとかないので当時はCDを借りるか、買うしかなかったんですよね)

好きな人がいるんだなぁ、と思い、私も当時、聴いてみたのですが、その時はあまりはまりませんでした。

 

  そして、あれから四半世紀以上の月日が流れた2020年、ベートーヴェン生誕250周年。

COVID-19の影響もあって、家で休んでいた時、ふとこの時を思い出して、あらためて交響曲第7番を聞いてみました。(Amazon Primeです。今はサブスクがあるし、YouTubeもあるので、すぐに聴けていいですね)

で、今の今になって、この交響曲第7番にドはまり。通勤時などでも、何回も聴きました。今回、オーケストラのコンサートが再開され始めたとき、是非、この曲を生演奏で聴きたいと思い、探して見つけたのが今回のコンサートです。

(この時、一緒に見つけたのが日フィルの「運命」のコンサート。サイトのトップページが衝撃的だったのと、コンサートの曲目、指揮者や日時など、自分の要望にずばり合っていたので、行くことにしました。ちなみにその時の様子はこちらから。 

【コンサート】ベートーヴェン・交響曲第5番<<運命>> by 日フィル(2020/8/1) - よろこんで!**してみました。 )

 

  さて、今回演奏は

読売日本交響楽団

愛称は「読響」(よみきょう)

 

1962年から活動。名前のとおり読売新聞社が母体。新聞社が母体のオケは世界的にも珍しいとのこと。(N響のように放送局が母体のオケは世界にも結構ありますが)

実家の板橋から近い池袋の東京芸術劇場で定期的にコンサートを開いていて、私が東京ではいちばんよく聞きに行っているオーケストラです。まとまりがよく、とてもレベルの高い演奏だと思います。(僭越ながら^^;)

 

  さらに今回の指揮者は

小林研一郎さん

 

愛称は「コバケン」(ケンコバではありません)、「炎のマエストロ」

福島県いわき市小名浜出身。

 

 

背が高く、細身な体を伸ばしながら、とっても情熱的な指揮をされるマエストロです。

以前、ベートーヴェンの第九のコンサートで指揮されたのを聴いて、その情熱的な演奏に感銘を受け、好きになりました。

 

読響、コバケン、ベートーヴェン7番ということで、再開後のコンサート一発目に申し分ない内容、ということで行ってきました、サントリーホール。

 

  この日は、火曜日。会社終わりに行ってきました。

うちの会社がある虎ノ門からサントリーホールまでは歩いて20分くらい。仕事帰り、散歩もかねて、サントリーホールまではぷらぷらと歩いていきました。会社帰りに歩いていけるのは良いですね。

 

途中・・・

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虎ノ門ヒルズのオブジェを見たり、

 

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ホテルオークラの大倉集古館を通ったり、

 

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で、たどり着いたサントリーホール。到着。

 

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上から三つめがこの日のコンサート。指揮棒を突き上げている写真が炎のマエストロ・コバケンです。

 

  会場はもちろんマスク着用。中に入ってからも手の消毒、チケット確認も間隔を開けて。入口のモニターでは体温確認も。席は前後左右1つ飛ばしです。(この1つ飛ばし。聴く方としては隣を気にせずゆっくり聞けて、ちょっとありがたい)

 

  そして公演開始。

1曲目はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番<トルコ風>

ヴァイオリンのソリストは

三浦  文彰さん

16歳でハノーファー国際コンクールで優勝の逸材。現在27歳。若いのに堂々たる演奏でした。(さきほどの写真に右側の方です)

 

そして、

ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92

 

ナポレオン戦争の戦火におびえる生活にようやく終わりの兆しが見え始めた1811年秋。約3年ぶりにベートーヴェンが手掛けたのがこちらの7番。1812年春に完成したとのこと。

ベートーヴェンらしく第一楽章からパワフルにエネルギッシュに展開。第二楽章は少し葬送曲的雰囲気もありますが、軽やかな第三楽章、そして華麗な第四楽章に続いていきます。

こちらの曲、とにかく全体を通じて「華やか」

聴いた後、清々しい気持ちになる曲です。そして今回もコバケンの"熱い"指揮。

 

 この曲の演奏後に、コバケンが一言、ご挨拶。

COVID-19による演奏会中止の間に誕生日を迎えられて御年80歳。今回がCOVID-19の影響を受けてからコンサート再開後の最初の演奏会とのこと。そして、この日の読響の演奏は魂がこもった素晴らしいもので、指揮しながらも感動したこと、等を話されていました。

 

指揮する姿、その動きは御年80歳とは思えない。のけぞらんばかりに体を伸ばして指揮されてました。そして、この日の読響。本当に「魂こもった」演奏で、久々の演奏会に気持ち入っていたと思いました。本当に良かったぁ。

 

  さて、アンコールには「ダニー・ボーイ」

郷愁を誘う一曲は、オーケストラが街に戻ってきたことをしみじみ思わせる一曲でした。

 

演奏会も終わり、大満足で会場を後にしました。

今年はなんだかベートーヴェンにはまっています。(クラシックが好きという割に今更ではありますが^^;)

 

・・・さて、このコンサートの後、夕食を求め赤坂見附方面にぷらぷらと歩いて行って頼んだのが、こちら。


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とあるテレビ番組を見て知ったこちらの一皿。これについては、また、別の日に。

 

 

  ということで、今回もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

それでは、また。