よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

【展覧会】 2018年の美術展で出会ったマドンナたち

  こんにちは。今年もいよいよオーラスです。

 

  今年のGW明けから、ブログを始めて、展覧会ほか諸々の感想などを好き勝手に書いて、とても楽しい一年でした。拙い内容ながら、読んでいただいた方、本当にありがとうございました。

 

  さて、今年の最後、一番の趣味と言える展覧会について、勝手に振り返りたいと思います。古今東西によらず女性は絵画の重要な登場人物。今年も印象的な女性が多数の展覧会を彩りました。そこで、今年の最後は、そんな女性たちを勝手に紹介して終わりたいと思います。

 

  まず、今年特に印象に残った女性は・・・

3位 イワン・クラムスコイ「忘れえぬ女(ひと)」(1883)

f:id:YoroCon:20181231140405j:image

この瞳が、とにかく魅惑的です。渋谷Bunkamuraの国立トレチャコフ美術館展。2019/1/20までなので、まだ会えます。

 

2位 ルノワール「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」(1880)
f:id:YoroCon:20181231140426j:image

別名「可愛いイレーヌ」。国立新美術館の「ビュールレ コレクション展」で会ってきました。ビュールレ コレクション展は今年前半の目玉展覧会でした。印象派的な柔らかい髪や洋服の描き方に対し、目を中心に顔は精緻に書き込まれていて、これが少女の美しさを際立たせます。ルノワールの絵の中でも一・二を争う名作だと思います。そして世界大戦の中、過酷で数奇な運命を辿ります。それは描かれたモデルのエレーヌの運命とも重なるのです。それぞれが、過酷な運命を超えてたどり着いた先には・・・

当時、まだブログは始めてなかったので、この年末に触れさせていただきます。

 

1位 ニコライ・カサートキン「柵によりかかる少女」(1893)
f:id:YoroCon:20181231140421j:image

3位、2位と日本でもよく知られた絵画を抑え、私の中の1位はこの絵です。まさに一目惚れですかね。表情、ポーズ、全体から伝わる、少し物憂げな雰囲気、淋しげな感じが、とてもよく表現されていて、私は好きな絵でした。

こちらも渋谷Bunkamuraの国立トレチャコフ美術館展で、まだ会えます。

美術展:「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア展」@ザ・ミュージアム(渋谷東急Bunkamura)に行ってきました。(2018/11/24) - よろこんで!**してみました。

 

  みなさんは今年はどんな出会いがありましたか。以下、今年会ってきた絵をまとめてご紹介。

 


f:id:YoroCon:20181231140435j:image

竹橋の東京国立近代美術館の横山大観展とあわせて見た常設展の藤島武二です。


f:id:YoroCon:20181231141430j:image

これも印象に残る展覧会でしたが、世田谷美術館の高山辰雄展からです。


f:id:YoroCon:20181231140306j:image

ぎゃらりい秋華洞で見た甲斐庄楠音。この人、とにかく妖艶な絵を描きます。


f:id:YoroCon:20181231140357j:image

国立新美術館のルーブル美術館展の

エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン「エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人(1761-1829)の肖像。

 

f:id:YoroCon:20181231145700j:image

ギャラリーで見た望月宗生さん。会場ではご本人にも会って、お話も伺いました。


f:id:YoroCon:20181231140414j:image

こちらもギャラリーで見た菅原青生さん。今年は美術館だけでなく、ギャラリーも行きました。


f:id:YoroCon:20181231140348j:image

東京都立美術館の藤田嗣治展。フランス、ランス美術館から来たマドンナです。


f:id:YoroCon:20181231140314j:image

日本画壇の女性画家の先駆者・小倉遊亀。100歳を超えて衰えない創作意欲。そんな画家を彷彿とさせるハツラツとしたところが好きです。

平塚美術館にて。


f:id:YoroCon:20181231140343j:image

言うまでもありません。フェルメール展の牛乳を注ぐ女。上野の森美術館のフェルメール部屋も2019/2/3まで。まだまだ見られますので、是非、この機会に。

【展覧会】「フェルメール展」@上野・上野の森美術館(2018/12/1):鑑賞におすすめの時間帯など - よろこんで!**してみました。

 

f:id:YoroCon:20181231151454j:image

西洋美のルーベンス展からマグダラのマリア。こちらは大作揃い。可愛い子どもの絵も必見です。こちらも2019/1/20まで。

【展覧会】「ルーベンス展 - バロックの誕生」@上野・国立西洋美術館(2018/12/1):バロックの光線 - よろこんで!**してみました。


f:id:YoroCon:20181231151448j:image

こちらはルーベンス展を見た後に寄った西洋美常設展のルノワール。ルーベンス展のチケットで鑑賞できますので、是非あわせてご覧ください。

f:id:YoroCon:20181231140400j:image

そして、今年の最後は東京都立美術館のムンク展から「マドンナ」。妖艶な女性像をマドンナと呼ぶところにスキャンダル性もありますが、ムンクの生に対する思いも表現されていると思います。ムンク展はだいぶ前に行ったのですが、全然記事に書く時間がなかったです。来年こそは記事を書きたいです。今は混んでると思います。お早めに、どうぞ。

 

  ということで、つれづれに書いてきましたが、この他にも東山魁夷、プーシキン、仁和寺の御仏、ボナールに横山華山などなど、今年もいろいろと見てきました。来年も、美術館を始め旅行、スポーツ、寄席にお酒に締めはラーメンといろいろと楽しみたいと思います。一つでも興味を持っていただけることが書ければと思います。そして、もう少し記事が書ければと思います。(【2019年の抱負】ですね。今年の年末は全然かけなかったので)

雑記ブログなので、まとまりはありませんが、来年もよろしくお願いします!

 

最後は、

f:id:YoroCon:20181231155337j:image

ホノルル美術館のメアリー・カサットの「子守」

来年も穏やかな年になりますように。

みなさま、良いお年を!