よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

名所めぐり・建築:「カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂」@目白に入ってきました。

  秋のお彼岸の三連休も終わりです。暑さ、寒さも彼岸まで。これから、どんどん気候が良くなっていきますね。芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋。今年もいずれの秋も、満喫したいと思います。

 

  さて今回、訪問したのは「カテドラル関口教会

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(左が聖マリア大聖堂、右が鐘塔です)

 

椿山荘、野間記念館の向かいです。

6月の梅雨時にも訪問しましたが、先週9/17に野間記念館に行ったときに訪問しました。外から建物を眺めるだけでなく、中にも入れますので、少しご紹介。

 

[目次] 

 

(1) 名称

カトリック東京大司教区 カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂」

  

cathedral-sekiguchi.jp

(2) 場所

東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅から徒歩15分くらい。結構な坂を上がります。

JR山手線 目白駅から20分弱。平たんな道で、途中、お店もあります。

そのほか、東京メトロ東西線 早稲田からも20分くらいで行けますが、こちらも結構な坂を上がります。

バスで目白駅から都営バス 白61系統 “新宿駅西口行き”、新宿駅から都営バス 白61系統 “練馬車庫前行き”に乗り、「ホテル椿山荘東京前」バス停で下車するのが楽です。

今回は、私は車で近くの有料駐車場に停めましたが、6月のときは、目白駅から歩きました。

周辺には椿山荘、野間記念館、永青文庫、肥後細川庭園と散策するには適した場所にあります。

 

地図は以下のとおりです。

 

(3) 名所紹介

・1899(明治32)年に聖母仏語学校の付属聖堂として建てられた木造ゴシック式の聖堂でした。昔は聖堂内は畳式で靴は脱いで上がっていたとか。1945(昭和20)年の東京大空襲で焼失後、1963(昭和38)年4月起工、1964(昭和39)年12月8日落成で、現在の姿になっています。(パンフレットより)

・建造物の設計者は丹下健三氏(1913-2005)です。

丹下健三 - Wikipedia

大阪府堺市出身。世界的な建築家の一人。ル・コルビジェの影響を受け建築家に。

代表作:広島平和記念公園、東京近郊では東京代々木競技場、横浜美術館東京都庁舎、カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂(本協会) 等々

 

・建物も構成は以下の通りです。(案内板)

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・聖マリア大聖堂は無料で中に入れます。聖堂内の撮影はNGです。

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(聖マリア大聖堂 入口です)

 

・中の様子はGoogle等に掲載されています。

www.google.com

・鐘塔です。

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・敷地内には「ルルドの洞窟」が再現されています。ルルドはフランス片田舎のルルドの洞窟に聖母マリアが訪れるという奇跡が起こり、世界的な巡礼地になったとのことです。(パンフレットより)

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 ・私が訪問したのは9/17(月・振替休日)の15:00です。滞在は15~20分くらいでしょうか。

 

・パンフレットは以下の通りです。

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(4) 行くきっかけ

 もともと、この辺を歩いていたとき、この異様な建物はなんだろう?とは思っていました。その後、テレビ東京の番組「美の巨人たち」が本協会を取り上げていて、これが大聖堂であることを知り、興味を持ちました。そこで、野間記念館に行った際に近くまで行ったところ、聖堂の中にも自由には入れることが分かり、中に入ってみました。今回は、6月に一度訪問していたので、野間記念館に訪問したのに合わせて訪れました。

ちなみに、野間記念館は以下の展覧会で訪問しました。(9/23に日曜美術館 今週のアートシーンでも紹介されていました。こちらも、よろしければ)

yorocon.hatenablog.com 

(5) 個人的な所感

外観はこれが、教会なのかと思うような、何か要塞のような建物です。異様でありながら、でも外壁の曲線など、とても美しいオブジェのような建物です。

聖堂は天井は十字の形になっており、ガラス張りの窓になっています。また、十字の端から伸びる壁のガラス張りの窓になっています。

この異様な建物の中に入っていくと、中はコンクリートの打ちっぱなしの壁。そこに天井、そして前後左右の十字から伸びる壁の窓ガラスから光が差し込みます。さながら大きな洞窟の中に、いっぱいの光が差し込んでいる、そんな神秘的かつ神聖な空間が作り上げられています。

ステンドグラスもありません。ノートルダム寺院やサント・シャペルのような空間とは全く違います。でも、これが、現代建築の作り出す一つの神聖さの形であると感じることができます。かなり実験的な試みであったと思いますが、そこに確かな一つの答えが提示されていて、新しい聖なる場所の形が提唱されていると思います。

東京都内には、このような実験的な試みでありながら、その機能を果たし、街の顔として存在し続ける建造物が、他にもあります。また、伝統的な建造物として街に残り続けるものも多くあります。建造物は外観を見るだけでなく、中に入ることで、その空間をも楽しみ、作者の意図を感じ取ることができる作品だと思います。これからも、おもしろい建築を見に、散策してみたいと思います。

 

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(ちょっと、近くなーい?!)

 

・・・すみません。見ているうちに近くなりました。ではでは。

 

※ ここまで、お読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、皆様のご意見、また、お薦めなどありましたら、教えてください。よろしくお願いします!