よろこんで!**してみました。

アラフィフ男子が、何気ない日常生活で楽しいと思うことを、つれづれに書く雑記ブログ。美術・落語・スポーツ観戦・グルメ・お酒に旅行等々。たまには、なにか語ることもあるかも・・・

美術展:「アール・デコ・リヴァイヴァル展 & 鹿島茂コレクション フランス絵本の世界展」@東京都庭園美術館に行ってみました(2018/5/20)

今日は、とても良い天気で、からっとしていて、暑くもなく、さわやかな気候でした。初夏というより、空気も少しひんやりして秋口くらいな気候でしたね。とにかく、気持ち良かったです。

 

今日は午前中、投資のセミナー(最近、興味のあるテーマ。年齢的に老後に不安もありますので)を聞いた後、2つ、美術館を回りました。こちらは2つ目に行った美術館です。

 

東京都庭園美術館は目黒駅から5・6分歩いところで、高速の高架をくぐった先の緑の中にある美術館です。「アール・デコ・リヴァイヴァル展 & 鹿島茂コレクション フランス絵本の世界展」は3/21-6/12の開催であと三週間と少しです。今日は天気も良く、混雑はしていませんが、それなりに人は多かったと思います。

 

朝香宮邸を美術館としていて、建物、部屋、部屋にある調度品そのものが美術品です。アールデコ様式の建物で、私はアールヌーボーも好きですが、アールデコの直線・幾何学などをモチーフにしたシンプルなデザインが特に好きなので、たまに訪れます。今も新緑がきれいですが、特に桜の季節だったら、桜がとてもきれいです。また、来年以降、行く機会があれば、ぜひ。

 

今回の展覧会は朝香宮邸の中を回り、調度や展示されたドレスなどを観覧します。今回の展覧会ではドレスなどの展示は写真撮影できませんが、部屋の中や調度は写真撮影できます。写真を持っていくと良いかと思います。

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朝香宮邸から奥に続けて、美術館の新館があります。こちらでは、鹿島茂さんのフランス絵本のコレクション展「フランス絵本の世界」が開催されています。

こちらも、一部作品は写真撮影可能です。大きな広間をいくつかに仕切って展示をしており、その中で3か所ガラスに「OK」と表示が貼られているところがあります。そこでは写真撮影できます。

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この展覧会は1800年代前半の頃の絵本という世界が確立され始めたころの作品から1900年代中盤くらいまでの作品が展示されていて、絵本が発展していく過程が見られます。また、時代時代で活躍した作家の絵をまとめてみることができます。

私は特に1800年代後半のモーリス・ブテ・ド・モンヴェルの作品が柔らかい色調で絵の雰囲気も好きです。なお、モンヴェル作のジャンヌダルクの物語の一連の絵が展示されていますが、戦闘に向かうシーン等枠をはみ出して馬や旗等を書くことで、絵に動き持たせていて、当時からこのような手法があったのだと驚きながら見ました。

ちなみに、この展覧会は昨年12月まで群馬県立舘林美術館でも開催されていて、そちらも一度見に行っています。(絵本とは別ですが、舘林美術館はオルセーにあるポンポンの「シロクマ」と同じ形でサイズが小さくなった(猫くらい?)彫刻も常設展示されていて、ポンポンが好きな人なら行く価値ありです。建物もとてもきれいな美術館です)

 

フランス絵本については、これまで、興味があったわけではないのですが、昨年11月にフランス旅行に行った際、コルマールという街を訪ね、そこにあった「アンシ美術館」(アンシは絵本作家、画家の名前)を見てから、とても興味を持ってみています。なお、今回の展覧会にアンシの作品はありません。そこは少し残念でした。

ちなみにアンシの絵はこんな感じです。

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フランス旅行やアンシについては、また、別の機会に書きたいなと思っています。

天気のいい日は、散歩がてら、ぜひ東京都庭園美術館まで。